• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

新型コロナ破たん、1月は一転して150件割れ

「新型コロナウイルス」関連破たん状況


 1月は「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円未満含む)が143件判明し、2020年2月の第1号の発生から累計1万3,575件に達した。2025年12月は2024年11月以来の200件超えとなる204件と増加したが、2026年1月は143件と2022年1月の117件以来、4年ぶりに150件を下回った。

 国内の企業数(358万9,333社、2016年総務省「経済センサス」)を基にした比率では、コロナ破たん率は0.378%で、全国の企業300社強に1社が破たんした計算となる。都道府県別で最も比率が高いのは東京都の0.648%、次いで福岡県の0.601%、宮城県の0.551%、群馬県の0.469%、大阪府の0.451%と続く。一方、最低は岐阜県の0.160%で、地域によってばらつきもある。

 コロナ破たんは一進一退を繰り返しながらも依然として全体の倒産件数の2割程度を占めている。2025年後半に入ってわずかながら増加に転じたが、再び落ち着きを取り戻した。
 ただ、資材高や人件費高騰に伴うコスト高とコロナ融資の返済負担に喘ぐ企業が一定数存在する。コロナ破たんは急増の可能性は低いが、当面100件以上のペースで推移する可能性が高い。

月別判明件数(負債1000万円未満含む)

コロナ破たん都道府県別

 都道府県別では、東京都が2,712件と全体の2割強(構成比19.9%)を占め、突出している。以下、大阪府1,229件、福岡県814件、愛知県624件、兵庫県576件、神奈川県570件、北海道568件、埼玉県442件、千葉県376件、広島県360件、京都府355件、宮城県328件と続く。
 300件以上が14都道府県、200件~300件未満が3県、100件~200件未満も18県に広がっている。一方、10件未満はゼロで、最少は鳥取県の34件。

都道府県別破たん状況

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「モームリ」前社長らに有罪判決、退職代行サービスは転機に

 8月28日、東京地裁は報酬目的で業務を弁護士に紹介した容疑などに問われていた退職代行サービス「モームリ」運営の(株)アルバトロス(TSRコード:694377686、横浜市、以下モームリ)の法人と前社長の谷本慎二被告らに有罪判決を言い渡した。

2

  • TSRデータインサイト

「マッサージ業界」の倒産増加 ~ 1-7月は過去最多、低価格台頭と施術者確保 ~

2026年1-7月の「マッサージ業」(接骨院・鍼灸院を含む)倒産が68件(前年同期比7.9%増)に達し、同期間では過去15年間で最多を更新した。

3

  • TSRデータインサイト

失業なき労働力移動の行方 ~窮境状態にある業種と「人手不足倒産」発生率の相関~

経営資源の配分は、各企業がその時々の最適を探っている。赤字法人率が6割を超え(※1)、人手不足に陥る企業も少なくない。今回は4つの経営資源のうち、「ヒト」「カネ」に注目し、業績が窮境状態に置かれ、かつ人手不足にも悩まされる業種に迫った。

4

  • TSRデータインサイト

芸能事務所に異変、倒産が相次ぐ

メディアの多様化で芸能事務所(プロダクション)が転換期を迎えている。2025年(1-12月)は倒産が26件発生し、2014年以降で過去最多だった。2026年も7月までに12件発生し、倒産が相次いでいる。

5

  • TSRデータインサイト

「焼肉店」の倒産が高止まり、「ヤキニクの日」食べる支援も一案

換気能力の高さから、コロナ禍で脚光を浴びた「焼肉店」が淘汰の波に揉まれている。2026年1-8月(20日まで)の「焼肉店」倒産は29件に達した。年間最多(59件)を記録した前年同期の35件に次ぎ、2009年以降、2024年同期と並ぶ2番目の高水準だ。

TOPへ