2025年3月期決算(6月27日時点) 上場企業「役員報酬1億円以上開示企業」調査
【6月27日時点】
2025年3月期決算の上場企業の多くで株主総会が開催された。6月27日までに2025年3月期の有価証券報告書を2,130社が提出した。
このうち、役員報酬1億円以上の開示は343社、開示人数は859人で、前年の社数(336社)および人数(818人)を超え、過去最多を更新した。
2025年3月期に報酬額1億円以上を受け取った役員の個別開示を行った343社のうち、開示人数の最多は日立製作所の31人で、前年(34人)に引き続き2年連続で30人以上だった。
次いで、三菱UFJフィナンシャル・グループの20人(前年14人)、伊藤忠商事の17人(同14人)と続く。
10人以上を開示した企業は8社だった。
個別の報酬額ランキングのトップは、ソフトバンクグループのレネ・ハース取締役の49億400万円(前年34億5,800万円)。報酬総額のうち、株式報酬が41億6,400万円だった。
以下、ダイキン工業の井上礼之元会長の44億500万円(同4億8,800万円)、ソニーグループの吉田憲一郎会長の25億2,400万円(同23億3,900万円)の順。
報酬額10億円以上は15人(同13人)に達した。
※ 役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。