日産1月の世界販売台数5.9%減、10カ月連続して前年割れ
日産自動車(株)(TSRコード:350103569)は2月27日、2025年1月の世界(グローバル)生産・販売実績(速報)を発表した。前年同月比では生産が11.3%減、販売が5.9%減と大幅に落ち込んだことがわかった。1月までで世界生産は前年同月比で8カ月連続減、販売は10カ月連続減と苦戦が続いている。
日産は2月13日、2025年3月期(連結)の通期業績見通しを下方修正しており、800億円の最終赤字を見込む。日産の計画では、2026年度までに生産拠点の再編などで3,000億円以上の固定費を削減する。グローバルで一般管理部門の人員2,500人を削減し、生産拠点の再編で、2025年度に5,300人、2026年度に1,200人の削減する予定だ。
本田技研工業(株)(TSRコード:291038689)との経営統合の交渉では、ホンダから株式交換による日産の完全子会社化を提案されたが、自主性がどこまで守られるか不透明なことから日産は提案を受けず、基本合意の撤回している。