• TSRデータインサイト

「したまち信用金庫」が誕生へ 足立成和と東栄、来年10月に合併

 2025年10月をめどに合併を予定している足立成和信用金庫(TSR企業コード:299013278、足立区)と東栄信用金庫(TSR企業コード: 299013219、葛飾区)は7月23日、新金庫名を「したまち信用金庫」にすると発表した。
 ロゴや文字書体、コーポレートカラーは検討中で、決定次第速やかに公表する予定。

 足立区を地盤とする足立成和信金と、葛飾区を地盤とする東栄信金は今年3月、合併することで合意したと発表していた。それぞれの営業基盤と経営資源を統合することで、地域金融機関としての総合力を強化し、経営健全性と信頼性をさらに高め、多様で高度な金融ニーズに応える。
 東京都内の信用金庫の合併は2006年1月、3つの信用金庫が統合した多摩信用金庫(TSR企業コード:339013605、立川市)以来、19年ぶり。


(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2024年7月24日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「社長の出身大学」 日本大学が15年連続トップ 40歳未満の若手社長は、慶応義塾大学がトップ

2025年の社長の出身大学は、日本大学が1万9,587人で、15年連続トップを守った。しかし、2年連続で2万人を下回り、勢いに陰りが見え始めた。2位は慶応義塾大学、3位は早稲田大学と続き、上位15校まで前年と順位の変動はなかった。

2

  • TSRデータインサイト

内装工事業の倒産増加 ~ 小口の元請、規制強化で伸びる工期 ~

内装工事業の倒産が増加している。業界動向を東京商工リサーチの企業データ分析すると、コロナ禍で落ち込んだ業績(売上高、最終利益)は復調している。だが、好調な受注とは裏腹に、小・零細規模を中心に倒産が増加。今年は2013年以来の水準になる見込みだ。

3

  • TSRデータインサイト

文房具メーカー業績好調、止まらない進化と海外ファン増加 ~ デジタル時代でも高品質の文房具に熱視線 ~

東京商工リサーチ(TSR)の企業データベースによると、文房具メーカー150社の2024年度 の売上高は6,858億2,300万円、最終利益は640億7,000万円と増収増益だった。18年度以降で、売上高、利益とも最高を更新した。

4

  • TSRデータインサイト

ゴルフ練習場の倒産が過去最多 ~ 「屋外打ちっぱなし」と「インドア」の熾烈な競争 ~

東京商工リサーチは屋外、インドア含めたゴルフ練習場を主に運営する企業の倒産(負債1,000万円以上)を集計した。コロナ禍の2021年は1件、2022年はゼロで、2023年は1件、2024年は2件と落ち着いていた。 ところが、2025年に入り増勢に転じ、10月までの累計ですでに6件発生している。

5

  • TSRデータインサイト

解体工事業の倒産が最多ペース ~ 「人手と廃材処理先が足りない」、現場は疲弊~

各地で再開発が活発だが、解体工事を支える解体業者に深刻な問題が降りかかっている。 2025年1-10月の解体工事業の倒産は、同期間では過去20年間で最多の53件(前年同期比20.4%増)に達した。このペースで推移すると、20年間で年間最多だった2024年の59件を抜いて、過去最多を更新する勢いだ。

TOPへ