• TSRデータインサイト

ビッグモーターの事業承継先はジェイ・ケイ・エイチ

 経営再建中の(株)ビッグモーター(TSR企業コード:750059338、多摩市)の事業承継先は、(株)ジェイ・ケイ・エイチ(TSR企業コード:861037553、新宿区)であることが判明した。3月13日、一部を除いて権利義務を承継させることが官報公告された。

 ビッグモーターを巡っては、伊藤忠商事(株)(TSR企業コード:570013178)などが再建を支援することが明らかになっていた。13日、東京商工リサーチ(TSR)の取材に対して、伊藤忠商事の担当者は「新会社の正式なスタートとともに社名や代表者などは変更される」とコメントした。

 ビッグモーターは、公告の方法を「官報」と長らく定めていたが、2024年1月に「日刊工業新聞」へ突然変更。2月16日、2022年9月期決算を公告していた。ビッグモーターは2023年11月、関東財務局からグループ会社とともに損害保険代理店としての登録を取り消す行政処分を受けたが、その際に「決算公告を行っていない」ことも指摘されていた。
 今年1月、TSRはビッグモーターに決算公告に関して質問したが、「今後の官報の提出予定を含めて回答は差し控える」と答えていた。



(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2024年3月14日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2024年度「人手不足倒産予備軍」  ~ 今後は「人材採用力」の強化が事業継続のカギ ~

賃上げ圧力も増すなか他社との待遇格差で十分な人材確保ができなかった企業、価格転嫁が賃上げに追い付かず、資金繰りが限界に達した企業が事業断念に追い込まれている。  こうした状況下で「人手不足」で倒産リスクが高まった企業を東京商工リサーチと日本経済新聞が共同で分析した。

2

  • TSRデータインサイト

2025年1-11月の「人手不足」倒産 359件 サービス業他を主体に、年間400件に迫る

深刻さを増す人手不足が、倒産のトリガーになりつつある。2025年11月の「人手不足」倒産は34件(前年同月比70.0%増)と大幅に上昇、6カ月連続で前年同月を上回った。1-11月累計は359件(前年同期比34.4%増)と過去最多を更新し、400件も視野に入ってきた。

3

  • TSRデータインサイト

【社長が事業をやめる時】 ~消えるクリーニング店、コスト高で途絶えた白い蒸気~

厚生労働省によると、全国のクリーニング店は2023年度で7万670店、2004年度以降の20年間で5割以上減少した。 この現実を突きつけられるようなクリーニング店の倒産を聞きつけ、現地へ向かった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年1-11月の「税金滞納」倒産は147件 資本金1千万円未満の小・零細企業が約6割

2025年11月の「税金(社会保険料を含む)滞納」倒産は10件(前年同月比9.0%減)で、3カ月連続で前年同月を下回った。1-11月累計は147件(前年同期比11.9%減)で、この10年間では2024年の167件に次ぐ2番目の高水準で推移している。

5

  • TSRデータインサイト

地場スーパー倒産 前年同期の1.5倍に大幅増 地域密着型も値上げやコスト上昇に勝てず

2025年1-11月の「地場スーパー」の倒産が22件(前年同期比46.6%増)と、前年同期の約1.5倍で、すでに前年の年間件数(18件)を超えた。

TOPへ