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雪印メグミルク ネオソフトなど家庭用乳食品計50品を値上げや減量へ

 乳製品大手の雪印メグミルク(株)(TSR企業コード:298008610、新宿区、東証プライム)は7月26日、家庭用乳食品の一部を9月1日、育児用粉ミルクを10月1日から値上げ、容量変更を実施すると発表した。主な価格改定はネオソフト(160g)が現行の190円から210円(改定率10.5%)、切れてるチーズ390円の内容量を現行の148gから134g(減量率9.5%)に変更する。

 雪印メグミルクによると、育乳生産コストの上昇や輸入乳製品の高騰、マーガリンの原材料の価格上昇、輸送運賃などのコストアップが続き、企業努力による吸収の範囲を超えるものだという。

 価格改定は家庭用マーガリン等13品、家庭用プロセスチーズ7品、家庭用ナチュラルチーズ1品、育児用粉ミルク4品の計25品。容量変更は家庭用プロセスチーズ22品、家庭用ナチュラルチーズ3品の計25品。

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