• TSRデータインサイト

イセ食品、3月末までの「更生手続開始」目指す

 イセ食品(株)(TSR企業コード:311024971、千代田区)と、関連のイセ(株)(TSR企業コード:590002805、富山県高岡市)は3月15日、12日に開催した取引先に対する説明会の内容などを公表した。
説明会は、2社が3月11日に債権者から会社更生法を申し立てられ、東京地裁より保全管理命令を受けたことを受けて開催された。

保全管理人の髙井章光弁護士(髙井総合法律事務所)は説明会で、「3月末ごろに更生手続きを正式に開始して、早期にスポンサー支援先を探し、スポンサー支援を得て再出発することを目指す」と表明した。
また、商取引債権について、「従前の条件で取引を継続することを前提に、全面的に支払いすることができる」と説明。すでに金融機関との間で融資契約を締結していることを明かし、「今後の支払いについてはご安心いただければと存じます」(保全管理人)とした。

一方、従前の条件で取引を継続することを確認するための「確認書」の提出も求めた。提出がなければ、更生債権として扱われ、全額の支払いができないリスクがあるという。また、今回の会社更生の対象となっている2社以外のグループ会社との取引についても「確認書」の提出を要請した。

スポンサーについては、「現在、既に関心を寄せて頂いている企業から連絡を受けており、スポンサーが見つからないという事態になることはない」という。2社以外のグループ会社の法手続き入りの可能性については、「仮に一部のグループ会社について法的手続に入る場合でも、お取引先様へのお支払いは行う」と回答した。

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

政策金利引き上げ 「1年は現状維持」が59.6% すでに「上昇」が52.0%、借入金利は上昇局面に

企業の59.6%が、これ以上の政策金利の引き上げに「待った!」を希望していることがわかった。今後の望ましい政策金利の引き上げ時期は、「向こう1年は現状維持」が59.6%で最多だった。「引き下げ」も23.6%あり、企業経営の観点では利上げを望む声は少数(16.6%)にとどまった。

2

  • TSRデータインサイト

中小企業の12.2%が事業資金を個人名義で調達 保証債務に上乗せ負担、債務整理や廃業を複雑に

事業資金を代表者名義で調達したことのある中小企業は12.2%に達することがわかった。政府や金融界は「経営者保証ガイドライン」(適用開始2014年2月)や「事業再生ガイドライン」(同2022年4月)などを通じ、企業が抱える債務を整理する際に個人保証が足かせにならないよう取り組んでいる。

3

  • TSRデータインサイト

2025年「早期・希望退職募集」は 1万7,875人 、リーマン・ショック以降で3番目の高水準に

2025年の「早期・希望退職募集」が判明した上場企業は43社(前年57社)で、募集人数は1万7,875人(同78.5%増)に達したことがわかった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年7-9月の客室単価 1万6,975円 稼働率80%超え 人手不足の解消が課題

ホテル運営の上場12社(13ブランド)の2025年7-9月期の平均客室単価は、1万6,975円(前年同期比8.9%増)で前年同期を上回った。7-9月期で、13ブランドの平均が前年を上回るのは3年連続。平均稼働率は83.9%で前年同期を2.9ポイント上回り、 稼働率も3年連続で上昇している。

5

  • TSRデータインサイト

【最新決算】 私立大学、半数以上が赤字に転落 売上高トップは順天堂、利益トップは帝京大学

全国の私立大学を経営する545法人のうち、半数を超える287法人が直近の2025年3月期決算で赤字だったことがわかった。  

TOPへ