• TSRデータインサイト

三陽商会 コスト削減進み、赤字が大幅縮小

 経営再建中の(株)三陽商会(TSR企業コード:290059666、新宿区、東証1部)は6月30日、2021年3~5月期の連結決算の当期純利益が7億4800万円の赤字だったと発表した。緊急事態宣言の再発令による休業など特別損失の計上も響いた。原価低減や販管費削減など構造改革を急ピッチで進め、前年同期から赤字幅は38億4800万円減らし、黒字化が見えてきた。

 三陽商会の担当者は、「抑制されていた購買意欲が、戻ってきている感がある」とコメントした。

 三陽商会の通期連結決算は、2016年12月期から決算期変更を含めて2021年2月期まで5期連続の最終赤字と苦戦が続く。そのため事業構造改革を急ぎ、販管費や在庫の削減、資産の流動化などを進め、効果が現れ始めた。

 2021年3~5月期(連結)の売上高は87億1000万円(前年同期比51.4%増)、営業利益は5億6600万円の赤字だった。

 2022年2月期(連結)の業績予想は修正しなかった。通期予想は、売上高440億円(前期比15.9%増)、営業利益1億円、当期純利益0円を計画している。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ハウスメーカーの倒産、26年上半期9割増の衝撃 ~ 踏み切れない抜本再生、施主の権利保護も重要 ~

コスト高や人手不足などでハウスメーカー(木造建築工事業)の倒産が急増している。2026年上半期(1-6月)は118件発生し、前年同期から約9割増えた。

2

  • TSRデータインサイト

倒産と無縁の税理士業界に異変、2026年上半期は4件発生 粉飾は詐欺罪も、コンプラ違反と健康問題がリスクに

過去、税理士事務所の倒産は半年で、概ね1~2件にとどまっていた。景気状況に相関せず、倒産と無縁の税理士業界だったが、2026年上半期(1-6月)はすでに4件発生した。

3

  • TSRデータインサイト

エブリライブの元従業員、「突然の解雇」に困惑

6月初旬から連絡が取りにくくなっているライブ配信のエブリライブ(株)(東京都港区)が、同時期に大半の従業員を解雇していたことがわかった。  解雇を通知の際、エブリライブ側は従業員に「破産予定のため」と説明したという。解雇された元従業員が東京商工リサーチの取材に応じた。

4

  • TSRデータインサイト

2026年上半期「医療機関」倒産 増勢続く 上半期で2番目の38件、「後継者難」は最多

医療機関の倒産が止まらない。2026年上半期(1-6月)に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院などの「医療機関」は、38件(前年同期比15.1%増)と大幅に増加した。上半期では、2006年以降の20年間で、2024年と2025年の33件を上回り、2009年の39件に次ぐ2番目の高水準となった。

5

  • TSRデータインサイト

愛媛県のいよぎんHDと愛媛銀が経営統合へ  メインバンク取引社数 金融Gでは国内21位に

愛媛県内にある企業のメインバンクシェア57.5%(県内メインバンク取引社数1万966社)の伊予銀行を傘下に持ついよぎんホールディングスと、県内2位で18.5%(同3,542社)の愛媛銀行が、7月24日開催の取締役会で経営統合を付議することを発表した。

TOPへ