• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

「為替」関連倒産(5月31日)

 2021年5月の為替相場は、日本の新型コロナワクチン接種の遅れが円売りとみられ、クロス円全般で円安の見方が強まった。月末には1ドル110円台に達し、円安傾向が続いた。
 こうしたなか、5月の「円安」関連倒産(速報値)は2件(前年同月ゼロ)で、1年1カ月ぶりに前年同月を上回った。(株)ワールド・リズム・ジャパン(TSR企業コード:570388430、大阪府)は、靴下・ストッキング・タイツの企画・販売業者。同業他社との競合に加え、為替レートの変動により中国からの輸入品の採算性が悪化し、赤字を散発していた。新型コロナウイルスの感染拡大により販売先の営業時間短縮などで売上はさらに落ち込み4月23日、破産開始決定を受けた。負債総額は約4億円。
 「円高」関連倒産(速報値)は4カ月ぶりに1件(前年同月同数)。2009年3月期の為替差損により債務超過に陥り、2013年に事業を停止した(株)アライアンス(TSR企業コード:950278742、沖縄県、プリント基板設計)が5月12日、破産開始決定を受けた。負債総額は約1億8,600万円。

円安

円高

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「鳶工事業」が苦境、倒産が過去最多ペース ~ 16年ぶり100件超、職人不足とコスト対応がネック ~

「建設現場の花形」と言われる鳶職人の世界に逆風が吹く。足場から鉄骨、支柱工事など建設現場で欠かせないが、倒産が過去最多ペースだ。有効求人倍率は7.94倍と深刻な人材難の鳶業界にあって採用難と高い技能、経験が若者の育成に足かせになっている。鳶工事業の倒産を分析した

2

  • TSRデータインサイト

「渋谷区」が倒産最多、2年連続も視野 ~ 倒産企業の半数が業歴10年超、新設法人は伸び鈍化 ~

街の主役は若者から大人へ。再開発で変貌を遂げる「シブヤ」に異変が生じている。 渋谷区に本社を構える企業倒産(1-8月)は、全国の市区郡別で最多の123件に達した。昨年(2025年1-12月)は161件で2007年以来、18年ぶり全国ワーストだった

3

  • TSRデータインサイト

2025年度の書店の利益、前年度の4.6倍に拡大 黒字企業が7割も、「増収増益」は13.4%

「本離れ」が言われて久しいが、書店経営が回復に転じた。全国の主な書店304社の2025年度の売上高合計は、6,121億4,000万円(前年度比1.6%増)、利益合計は40億2,600万円(同365.4%増)で、売上高は微増だったが、利益は前年度の4.6倍に急回復した。

4

  • TSRデータインサイト

翻訳業が苦境、利益は3年で7割減 ~ AIと競合で破産したケースも ~

AIが翻訳業界にドラスティックな変化を迫っている。日進月歩で精度が向上するなか、言語間の壁が低くなっている。この余波が翻訳業界に広がり、業績は3期連続で減収減益に追い込まれた。

5

  • TSRデータインサイト

「畳製造業」 伝統産業に忍び寄る市場変化と後継問題 売上は3年連続で低迷、業歴100年超の老舗が2割超

9月24日は「畳の日」。全国畳産業振興会が4月29日と9月24日の年2回定めている。日本の住文化の伝統を引き継ぐ畳のすばらしさをアピールすることが目的だが、畳製造業が長期低迷に陥っている。 全国の主な「畳製造業」256社の2025年度の売上高合計は402億7,700万円(前年度比1.3%減)だった

TOPへ