• TSRデータインサイト

大丸、松坂屋のJ.フロント、2021年通期予想を260億円の赤字へ下方修正

 大丸松坂屋百貨店やパルコを傘下に持つJ.フロントリテイリング(株)(TSR企業コード:297152963、東京都中央区、東証1部)は3月25日、2021年2月期(連結)の業績予想を修正し、売上高(総額売上高)を前回予想から444億円悪化の7660億円、当期純利益が74億円悪化の260億円の赤字になりそうだと発表した。事業利益は経費削減の効果などで下期及び年度を通じて黒字を確保する見通し。
 緊急事態宣言の再発出などによる、入店客数や売上、店舗賃貸収入が減少した。利益は、津田沼・新所沢PARCOの営業終了に伴う店舗閉鎖関連費用として減損損失の計上、(株)パルコ(TSR企業コード: 290598915、渋谷区)の新型コロナウイルス感染拡大に伴う事業環境の悪化で、繰延税金資産の取り崩しによる税金費用の計上も響く。
 2021年2月期(連結)の売上高(総額売上高)は7660億円(前回予想8104億円)と前回予想から444億円の減収。事業利益は23億円の黒字(同12億円の黒字)、営業利益は242億円の赤字(同206億円の赤字)、当期純利益は260億円の赤字(同186億円の赤字)。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2024年度「人手不足倒産予備軍」  ~ 今後は「人材採用力」の強化が事業継続のカギ ~

賃上げ圧力も増すなか他社との待遇格差で十分な人材確保ができなかった企業、価格転嫁が賃上げに追い付かず、資金繰りが限界に達した企業が事業断念に追い込まれている。  こうした状況下で「人手不足」で倒産リスクが高まった企業を東京商工リサーチと日本経済新聞が共同で分析した。

2

  • TSRデータインサイト

2025年1-11月の「人手不足」倒産 359件 サービス業他を主体に、年間400件に迫る

深刻さを増す人手不足が、倒産のトリガーになりつつある。2025年11月の「人手不足」倒産は34件(前年同月比70.0%増)と大幅に上昇、6カ月連続で前年同月を上回った。1-11月累計は359件(前年同期比34.4%増)と過去最多を更新し、400件も視野に入ってきた。

3

  • TSRデータインサイト

【社長が事業をやめる時】 ~消えるクリーニング店、コスト高で途絶えた白い蒸気~

厚生労働省によると、全国のクリーニング店は2023年度で7万670店、2004年度以降の20年間で5割以上減少した。 この現実を突きつけられるようなクリーニング店の倒産を聞きつけ、現地へ向かった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年1-11月の「税金滞納」倒産は147件 資本金1千万円未満の小・零細企業が約6割

2025年11月の「税金(社会保険料を含む)滞納」倒産は10件(前年同月比9.0%減)で、3カ月連続で前年同月を下回った。1-11月累計は147件(前年同期比11.9%減)で、この10年間では2024年の167件に次ぐ2番目の高水準で推移している。

5

  • TSRデータインサイト

地場スーパー倒産 前年同期の1.5倍に大幅増 地域密着型も値上げやコスト上昇に勝てず

2025年1-11月の「地場スーパー」の倒産が22件(前年同期比46.6%増)と、前年同期の約1.5倍で、すでに前年の年間件数(18件)を超えた。

TOPへ