• TSRデータインサイト

「ブルックスブラザーズ」国内10店舗、8月末までに閉店へ

ウィメンズショップを中心に10店舗

 (株)ブルックスブラザーズジャパン(TSR企業コード:291730507、品川区)は、国内の一部店舗を8月30日までに閉店する。
 閉店するのは国内の9店、1コーナーの合計10店舗で、7月中に5店舗を閉店する。7月26日に沖縄アウトレット店を閉店し、以降、7月28日に博多阪急ウィメンズ店(6階メンズ取り扱い店は継続)、7月31日に東京大丸ウィメンズ店(8階メンズ取り扱い店は継続)、札幌丸井今井ウィメンズ店(営業終了後は一条館3階でウィメンズ商品を取り扱い)、新宿伊勢丹シューズコーナー(営業終了後はメンズ館7階で商品を取り扱い)の合計5店舗を閉鎖する。
 8月は、2日に羽田空港第一ターミナル店、柏高島屋ステーションモール店、流山おおたかの森店、金沢アトリオ店の4店、30日に青山店の計5店舗を閉店する計画だ。

9月4日には表参道に新店舗も

 一方、9月4日に新店舗「ブルックスブラザーズ 表参道」をオープンする。米国ブルックスブラザーズを運営していたブルックスブラザーズグループインク(ブルックスGI、アメリカ)が7月8日に、日本の民事再生法に当たる連邦破産法第11条(チャプター11)を申請。
 日本国内の店舗を展開するブルックスブラザーズジャパンは7月9日、ブルックスGIの法的申請について「直接的な影響を受けることはない。通常どおり営業を続け、当面の間は従来通りのラインナップで提供が可能」とコメントしていた。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

【破綻の構図】マツオインターナショナル~膨らんだ債務と抜本再生への移行~

婦人服ブランド「ヴィヴィアン タム」「慈雨(じう)」「t.b2」などを展開し、ピーク時には国内外で約400店を構えていたマツオインターナショナル(株)(TSRコード:292635265、以下マツオ)が12月11日、大阪地裁に会社更生法の適用を申請した。

2

  • TSRデータインサイト

交響楽団の収益悪化、来場者戻らずコスト上昇 ~ 綱渡りの自助経営、草の根のムーブメントへの期待 ~

交響楽団が存立の危機に立たされている。多くの交響楽団で収入が落ち込んでおり、赤字が目立つ。会場費や団員などの人件費、楽器の輸送コストなどが上昇のうえ、寄附金や補助金による収入は頭打ちで綱渡りの運営だ。東京商工リサーチは、3期連続で業績が比較できる20団体を調査した。

3

  • TSRデータインサイト

地場スーパー倒産 前年同期の1.5倍に大幅増 地域密着型も値上げやコスト上昇に勝てず

2025年1-11月の「地場スーパー」の倒産が22件(前年同期比46.6%増)と、前年同期の約1.5倍で、すでに前年の年間件数(18件)を超えた。

4

  • TSRデータインサイト

長渕剛さん側、イベント会社の破産申立に続き代表を刑事告訴 ~長渕さん「徹底追求」、イベント会社代表「横領でない」と反論~

歌手の長渕剛さんが代表を務める個人事務所の(株)オフィスレン(渋谷区)が、イベント運営を委託していたダイヤモンドグループ(株)(東京都中央区)の代表を業務上横領罪で刑事告訴したことがわかった。東京商工リサーチの取材で長渕さん側が明らかにした。

5

  • TSRデータインサイト

「ペット・ペット用品小売業」倒産が過去2番目の14件 実質賃金の低迷と物価高がペットの世界にも影響

2025年11月の「ペット・ペット用品小売」の倒産は、1件(前年同月ゼロ)にとどまったが、1-11月累計は14件(前年同期比27.2%増)に達した。