• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

老舗経済誌「商業界」の出版元が休業へ、「週内に方針を決断する」

 老舗経済誌「商業界」をはじめ、「販売革新」「食品商業」などの月刊誌を刊行する(株)商業界(TSR企業コード:291467199、東京都)が4月1日発売の「商業界」4月号をもって休業することがわかった。
 同社ホームページに、「諸事情により特別休業をさせていただいております」と掲示した。東京商工リサーチの取材に応じた商業界の担当者は、「(今後の方針は)未定だが、週内に方針を決断する」とコメントした

 「商業界」は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、アパレルなどの小売を中心とした業界誌の老舗。小売・流通に関するセミナーも多数開催していた。
 国内約1500社の小売業者を網羅した「日本スーパー名鑑」も出版し、業界関係者を中心に支持を得ている。一方、刊行物の部数は「近年、減少傾向にあった」(担当者)という。一部取引先には、「休業」に関連した手続きを打診している。
 
 2019年夏に月刊「ファッション販売」の発行を他社へ移管するなど、定期刊行物の発行を縮小していた。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「最低賃金」改定で、51.3%の企業が「給与変更」 2020年代の1,500円 「対応不可能」が4割切る

厚生労働省は9月3日、2026年度の全国の最低賃金額(平均)を1,177円(56円増)に引き上げた。 1978年度に目安制度が始まって以降、平均引き上げ額56円は前年度に続き2番目の高さで、これを受けて給与改定を迫られる企業が半数に達することがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

1-9月「医療機関」倒産 過去最多の59件 身近なクリニック、歯科医院で苦境が鮮明

医療機関の倒産が再び勢いを増している。2026年1月-9月に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院などの「医療機関」は59件(前年同期比28.2%増)と、過去最多を更新した。

3

  • TSRデータインサイト

「税金滞納」倒産が168件、前年同期の2倍に大幅増 2026年度上半期の「税金滞納」倒産 破産が97.6%

2026年度上半期(4-9月)の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、168件(前年同期比100.0%増)と、前年同期の2倍に達し、この10年で最多を記録した。物価や人件費などのコストアップが企業収益を圧迫し、納税原資を確保できない小・零細企業の行き詰まりに拍車を掛けている。

4

  • TSRデータインサイト

「社会保険の適用拡大」 中小・零細企業ほど負担増 企業の44.9%が「働き控え」懸念、「未対応」も半数

2026年10月から非正規従業員にも社会保険の適用が拡大された。「月収8万8,000円以上」の賃金要件が撤廃され給与額に関わらず条件を満たす社員は、新たに厚生年金や健康保険の加入対象となる。10月1~8日企業を対象に「社会保険適用の基準変更」に関するアンケート調査を実施した。

5

  • TSRデータインサイト

2026年1-9月「デイサービス」倒産47件 同期間で過去最多、介護業界の苦境鮮明

デイサービスなど「通所・短期入所介護事業」の倒産が増加している。2026年は9月までに47件(前年同期比34.2%増)と大幅に増加し、1-9月で過去最多を更新した。多様化するサービスなど、他社との競争が激化するほか、物価高に人手不足も重なり、苦境が深まっている。

TOPへ