• TSRデータインサイト

セレクトショップの草分け、サンモトヤマが重大決断か

 セレクトショップの草分けとして知られる(株)サンモトヤマ(TSR企業コード:290068029、東京都中央区)の周辺が慌ただしさを増している。
 9月26日に自社ホームページで「銀座本店」「阪急17番街店」「プティ軽井沢」を当面の間、休業することを公表し動向が注目されていた。
 週明けの30日、朝から銀座本店の入口前に「誠に勝手ながらしばらくの間休業させていただきます。ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」と書かれた掲示板が置かれ、店舗シャッターは閉ざされていた。
 午前10時過ぎ、本社に従業員が集められた。関係筋によると、今後の方針について説明があったとみられる。同11時、東京商工リサーチの取材に応じたサンモトヤマの幹部は、「取引先に説明するまで詳細は答えられない」とコメントした。

サンモトヤマ銀座本店(9月27日正午)

‌サンモトヤマ銀座本店(9月27日正午)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ハンバーガー店の倒産、最多更新 ~ 材料高騰、大手と高級店の狭間で模索 ~

年齢を問わず人気のハンバーガー店が苦境だ。2024年は1件だった倒産が、2025年は8月までに7件に達し、過去最多の2014年の年間6件を上回った。

2

  • TSRデータインサイト

2025年「全国のメインバンク」調査 ~GMOあおぞらネット銀行 メイン社数の増加率2年連続トップ~

「2025年全国企業のメインバンク調査」で、GMOあおぞらネット銀行が取引先のメインバンク社数の増加率(対象:500社以上)が2年連続でトップとなった。

3

  • TSRデータインサイト

タクシー業界 売上増でも3割が赤字 人件費・燃料費の高騰で二極化鮮明

コロナ禍を経て、タクシー業界が活況を取り戻している。全国の主なタクシー会社680社の2024年度業績は、売上高3,589億5,400万円(前期比10.6%増) 、利益83億3,700万円(同11.1%増)で、増収増益をたどっている。

4

  • TSRデータインサイト

「葬儀業」は老舗ブランドと新興勢力で二極化 家族葬など新たな潮流を契機に、群雄割拠

全国の主な葬儀会社505社は、ブランド力の高い老舗企業を中心に、売上高を堅調に伸ばしていることがわかった。 ただ、新たに設立された法人数が、休廃業・解散や倒産を上回り、市場は厳しい競争が繰り広げられている。

5

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

TOPへ