• TSRデータインサイト

「横浜銀行と千葉銀行のメインバンク」調査

 7月9日、横浜銀行と千葉銀行が業務提携を検討していることを両行が発表した。
 国内151万4,056社(2018年3月末時点)のうち、横浜銀行をメインバンクとする企業数は1万7,937社で全銀行のうち10位だった。千葉銀行は、2万2,189社で6位。単純に両行のメインバンク数を合算すると4万126社に達し、りそな銀行(3万6,858社)を上回り、3メガバンクに次ぐ4位に躍り出る。
 神奈川県に本社を構える企業のメインバンクでは、横浜銀行が他を圧倒し1万6,427社(県内シェア22.1%)でトップ。千葉銀行は16社(同0.02%、49位)とわずか。一方、千葉県内の企業では、千葉銀行は2万1,093社(同41.3%)と4割強を占める。横浜銀行は17社(同0.03%、39位)で、両行共に地盤とする県では営業エリアが重複することは少ない。
 東京都内に本社を構える企業では、3メガバンクが高いシェアを持つ。横浜銀行は都内では1,265社(同0.5%、19位)、千葉銀行は782社(同0.3%、26位)と競争が激しい。
 マイナス金利で銀行の業績は厳しさを増している。首都圏の地銀の両雄である横浜銀行と千葉銀行の業務提携が大きなインパクトがある。今後、銀行の統合や提携が加速していきそうだ。


  • 本調査は東京商工リサーチの企業データベースから2015年-2018年の各3月末のメインバンクを集計、分析した。
    商号変更や統合などは2018年6月末に合わせた。メインバンクが複数の場合、最上位行をメインバンクとして集計。

全国メインバンク取引社数ランキング

2018年 都県別メインバンク取引社数ランキング

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

破産の全東信、20年前から粉飾決算か=600億円超の債務超過のおそれ

決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産劇の裏側がわかってきた。東京商工リサーチ(TSR)の取材で、業績悪化を隠すために、多額の預金の架空計上に手を染めていた実態がみえてきた。

2

  • TSRデータインサイト

全東信の破産、焦付不可避と機会損失 ~外食団体、「セーフティネット保証1号」適用を要請~

クレジットカード決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産の余波が広がっている。7月6日に負債1,259億円(2025年3月期決算時点)を抱え、大阪地裁から破産開始決定を受けて以降、取引金融機関が取り立て不能等を次々と開示している。

3

  • TSRデータインサイト

全東信の粉飾、資本と営業権と不動産から読み解く

大手決済代行の(株)全東信の粉飾は見抜けたのか。破産したいま、過去の決算書を基に違和感を指摘するのは難しくない。預金残高の水増しや債権の架空計上など、全東信はありきたりの手口に手を染めていた。

4

  • TSRデータインサイト

準自己破産の全東信、近畿産業信組が219億円貸出

大手決済代行の(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪府)の資金調達先が東京商工リサーチ(TSR)の取材で判明した。

5

  • TSRデータインサイト

止まらない建設業の倒産、職別工事が総合工事を抜く ~ 施工力が「希少資源」、動き始めた内製化 ~

2025年の建設業の倒産は、2,014件(前年比4.6%増)で、4年連続で前年を上回り、2013年(2,421件)以来、12年ぶりに2,000件を超えた。 コロナ禍の2021年に1,065件と2000年以降では最少を記録。その後は増勢に転じ、わずか4年で約2倍に増加した。

TOPへ