• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

maneoマーケット、社長の退任やスポンサー選定など経営体制の見直し検討

 ソーシャルレンディング最大手のmaneoマーケット(株)(TSR企業コード:297202863、千代田区)は3月29日、代表取締役社長の瀧本憲治氏の役員からの退任やスポンサー企業の選定など全般的な経営体制の見直しの検討を進めていることを公表した。
 maneoマーケットは2018年7月、ファンドの虚偽記載などで金融庁から業務改善命令を受けていた。同年12月、業務改善に対する助言などを行う経営改善委員会が組織され、今回、経営改善に向けた提言書の骨子をmaneoマーケットは受け取った。
 提言書では、投資家保護が徹底される経営体制の構築や営業者及び個別の投資案件に対する審査の厳正化、投資家への正確な開示、業務改善計画に沿った対応、営業者によるファンド資金分配の適切な対応などをあげている。
 さらに提言書には瀧本社長の業務へのけん制もあげられている。そのため、maneoマーケットは瀧本社長の退任と同氏が保有する株式を売却することを検討。株式を売却するスポンサー企業の選定を進めていることも明らかにした。
 スポンサーには金融商品取引業者か金融商品取引法に精通した経営陣を有し、現経営陣と利害関係を有しないことなどの選定基準に沿ってすでに複数のスポンサー企業からの提案を検討しているという。
 maneoマーケットは3月8日、投資家から訴訟が提起されたほか、多発するファンドの延滞などが影響して信用が低下している。業界最大手ソーシャルレンディング業者として、社長退任やスポンサー選定など抜本的に管理態勢を変更し、信頼回復を目指していく。


 TSR情報とは

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ