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大塚家具、「在庫一掃セール」を11月25日まで延長

 最大80%OFFの「在庫一掃セール」を展開している(株)大塚家具(TSR企業コード:291542085、江東区、大塚久美子社長)は、セール終了日を10月28日から11月25日に延長したことがわかった。大塚家具の担当者は東京商工リサーチ(TSR)の取材に、「在庫一掃セールが好評のため、会期を延長した」とコメント。「在庫一掃セール」が売上を押し上げ、10月の売上は昨年7月以来、15カ月ぶりに前年同月を上回る見通しだ。
 大塚家具は売上不振が続き、家具など大量の在庫を抱えている。このセールで旧型の在庫や展示品を入れ替えるため、最大80%OFFのセールを実施。大塚家具のホームページではイタリア製ソファベッド65万8,000円が80%OFFの13万1,000円などセール品の一部を掲載している。
 高級家具の破格の値引きセールで、店舗売上や来店数は改善しているようだ。しかし、値引きセール中の利益は不透明だ。セール前の2018年12月期第2四半期は営業赤字が35億600万円、四半期純損失も20億3,700万円だった。2018年12月期通期の業績予想は営業赤字が51億円、当期純損失も34億2,600万円と3期連続の赤字予想になっている。
 旧型在庫の販売でキャッシュ的にはプラスだが、本業利益の赤字が続けば、いずれは現金が枯渇することに変わりはない。「在庫一掃セール」で売上回復の一歩を踏み出す代わりに、大幅値引きは従来顧客の離反も招きかねない。
 長期間の「セール」に頼ることはできない。いよいよ大塚久美子社長の判断次第で、大塚家具の今後が左右される状況になってきた。

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2018年10月25日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

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