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シェアハウス問題、スマートデイズ以外の業者にも注目集まる

 シェアハウス「かぼちゃの馬車」などを運営する(株)スマートデイズ(TSR企業コード:294730672)がオーナーにサブリース賃料支払いを停止した問題で、3月16日、同社などと契約したオーナーが都内で会合を開いた。
 会合は「スマートデイズ被害者の会」が主催し、弁護士のほか、シェアハウス各社の被害者(オーナー)が出席した。会合では2月末にスマートデイズがオーナーにサブリース(マスターリース)の合意解約書を送付したことを報告。参加者から「スマートデイズからの家賃収入は今後期待できない」(オーナー)との意見が出された。

 スマートデイズは、1月に事実上のサブリース事業の受け皿会社である(株)スプリングボード(TSR企業コード:026676028)を設立し、オーナーと管理移管手続きを進めている。しかし、「サブリースと言っているが入居状況に応じて賃料が大幅に変わる仕組みだ。スプリングボードの説明会にオーナーはほとんど出席していない」との報告もなされた。
 このほか会合では、スマートデイズ以外にもゴールデンゲイン(株)(TSR企業コード:014435802)など、複数のシェアハウス業者との取引状況のヒアリングもされた。また、新聞等で報道された銀行融資なども含め、今後、シェアハウス問題を幅広く共有し解決を目指す方針が確認された。

オーナー会合

3月16日のオーナーらの会合

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2018年3月20日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)


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