• TSRデータインサイト

金融庁、仮想通貨交換業者2社に業務停止命令

FSHOとビットステーションに業務停止命令

 金融庁は3月8日、みなし仮想通貨交換業者のFSHO(株)(TSR企業コード:012835269、横浜市西区)とビットステーション(株)(TSR企業コード:018888135、名古屋市中区)の2社に業務停止命令と業務改善命令を出した。
 また、テックビューロ(株)(TSR企業コード:576983667、大阪市西区)とGMOコイン(株)(TSR企業コード:022722637、渋谷区)の登録仮想通貨交換業者2社と、みなし仮想通貨交換業者のコインチェック(株)(TSR企業コード:294733060、渋谷区)ほか2社に業務改善命令を出した。

2月2日以降、立ち入り検査を実施

 1月26日、コインチェックが保有していた約580億円分の仮想通貨「NEM」が流出。コインチェックは463億円分を補償すると表明したが、3月8日11時現在、返金されていない。事態を重く見た金融庁は2月2日、コインチェックに立ち入り検査を実施。以降、2月13日テックビューロとGMOコイン、2月19日FSHO、バイクリメンツ(株)(TSR企業コード:016750179、東京都港区)、(株)ミスターエクスチェンジ(TSR企業コード:872532348、博多区)、2月26日ビットステーションに、相次いで立ち入り検査に入っていた。

預かり資産の私的流用

 立ち入り検査では、FSHOは取引時確認を検証する態勢が整備されていないなど運用に不備が認められた。ビットステーションは、立ち入り検査で100%株主だった経営企画部長が利用者から預かったビットコインを私的に流用していたことが確認されていた。
 なお、コインチェックは2回目の業務改善命令を受けて、8日午後4時から都内で記者会見を開く予定。

金融庁の処分

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2018年3月9日号掲載予定「Weekly Topics」を再編集)


 TSR情報とは

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「建設コンサルタント」 の業績拡大 ~ 災害対策や老朽化修繕など、安全対策が寄与 ~

2025年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道管の破損による大規模な道路陥没事故から1年が経過した。事故を機に普段何気なく利用するインフラの老朽化を身近に感じた人も多いだろう。工事を直接担うのは建設会社だがその裏で設計監理する土木工事の「建設コンサルタント」の業績が好調だ

2

  • TSRデータインサイト

病院経営の法人、採算悪化で赤字法人が5割に迫る 収入は微増、利益はコロナ禍から1兆円以上の大幅減

全国で「病院」を経営する6,266法人の直近決算は、約半数にのぼる3,021法人(構成比48.2%)が赤字だったことがわかった。赤字法人率はコロナ禍以降、3年連続で上昇した。

3

  • TSRデータインサイト

2月の「人手不足」倒産 「求人難」が3.3倍に急増 従業員の採用と賃上げで中小企業は苦悩強まる

2026年2月の「人手不足」倒産は47件(前年同月比147.3%増)で、2025年9月の48件以来、5カ月ぶりに40件台に乗せた。2026年1-2月累計は83件(前年同期比45.6%増)で、同期間では調査を開始した2013年以降、最多だった前年の57件を大きく上回り、増勢を強めている。

4

  • TSRデータインサイト

2月の「ゼロゼロ融資」利用後倒産は27件 返済開始の最後のピークを控え、今後増勢の懸念も

2026年2月の「ゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)」を利用した企業の倒産は、27件(前年同月比18.1%減)で、2カ月連続で前年同月を下回った。

5

  • TSRデータインサイト

2月の「税金滞納」倒産は10件、3カ月ぶりに減少 10件すべて破産、税金滞納が経営再建の障害に

2026年2月の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、10件(前年同月比33.3%減)だった。3カ月ぶりに前年同月を下回り、2月としては2年連続で減少した。

TOPへ