• TSRデータインサイト

【タカタ破綻】債権者説明会の要旨

 6月28日、タカタ(株)(TSR企業コード:295877413、東京都)と関連2社の債権者説明会が、東京国際フォーラムで開催された。会社側からは高田会長兼社長ほか役員3名、申請代理人の小林信明弁護士、オブザーバーとして監督委員の宮川勝之弁護士らが出席し、約300人の債権者が参加した。

 冒頭、高田会長兼社長は「この場をかりて、エアバッグの不具合により亡くなられた方にご冥福をお祈り申し上げます」と述べた。また、「キー・セイフティー・システムズ社(KSS社)と基本的合意をしており、早急に最終合意を締結したい」とした上で、「事業譲渡後に経営責任を取って代表を辞任する」と語った。
 資金面については、「自動車メーカーが支払期日を短縮することで支援を受けている。金融機関と間で融資契約を締結していて、資金繰りは維持されている」との説明がなされた。
 その後、申請代理人の小林弁護士から、6月25日以前の債権は再生債権となるが、例外的措置として民事再生法85条5項後段に基づき『事業の継続に必要不可欠であれば』、開始決定後に裁判所の許可を得て従前通りの取引条件で支払うことができる旨が伝えられた。
 会場で配布された資料の説明後、質疑応答が行われた後、散会となった。

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2017年6月30日号に債権者説明会の詳細を掲載予定)

 TSR情報とは

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「倒産発生率」ワーストは京都府 近畿2府4県がワースト10位内、地域の格差拡大

2025年の「倒産発生率」は0.199%で、2024年から0.005ポイント上昇した。地区別は、ワーストの近畿が0.31%、最低の北海道は0.126%で、最大2.4倍の差があり、地域格差が拡大したことがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

新型コロナ破たん、2カ月連続の150件割れ

2月は「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円未満含む)が140件判明し、2020年2月の第1号の発生から累計1万3,715件に達した。2026年1月は143件で2022年1月の117件以来、4年ぶりに150件を下回ったが、2月も140件と小康状態が続いている。

3

  • TSRデータインサイト

2025年の株主優待「導入」上場企業は175社 個人株主の取り込みが課題、優待廃止は68社に

2025年に株主優待の導入(再導入を含む)を発表した上場企業は175社だった。一方で、廃止を発表した上場企業は68社だったことがわかった。

4

  • TSRデータインサイト

2026年度の「賃上げ」 実施予定は83.6% 賃上げ率「5%以上」は35.5%と前年度から低下

2026年度に賃上げを予定する企業は83.6%で、5年連続で80%台に乗せる見込みだ。 2025年度の82.0%を1.6ポイント上回った。ただ、賃上げ率は、全体で「5%以上」が35.5%(2025年8月実績値39.6%)、中小企業で「6%以上」が7.2%(同15.2%)と、前年度の実績値から低下した。

5

  • TSRデータインサイト

2025年 上場企業の「監査法人異動」は196社 「中小から中小」が78社、理由のトップは「監査期間」

全国の証券取引所に株式上場する約3,800社のうち、2025年に「監査法人異動」を開示したのは196社(前年比43.0%増、前年137社)だった。

TOPへ