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東芝が保有する不動産が「工場財団」に

 海外原子力事業の巨額損失で揺れる(株)東芝(TSR企業コード:350323097、東京都港区)が保有する複数の不動産が工場財団に属したことがわかった。

 東京商工リサーチの調査で工場財団に属したことが判明した物件は、深谷事業所、府中事業所、横浜事業所、京浜事業所、浜川崎工場の5物件。
 いずれも4月6日付で東芝より「工場財団に属すべきものとして所有権保存の登記の申請」がなされた。管轄法務局で登記内容の変更の手続きがされ、19日までに財団登記、財団目録が閲覧可能になっている。

東芝横浜事業所(4月19日午後撮影)

東芝横浜事業所(4月19日午後撮影)

 横浜事業所の財団登記は、営業の種類が「1.発電関係の研究開発」「2.ストレージデバイス関係の研究開発」となっている。一般的に工場財団は土地や建物、工作物、機械器具などで形成され、金融機関などからの資金調達の際に活用されるが、財団目録では横浜市磯子区新杉田町8-1の土地のみで形成されている。4月19日現在、当該財団に金融機関などの担保設定はない。
 なお、工場抵当法第10条で「工場財団の所有権保存の登記は、登記後6カ月以内に抵当権設定の登記を受けない時は効力を失う」と定められている。

 東芝は、3月15日の金融機関向け説明会で保有不動産の担保提供を明示しており、今回の財団登記は担保提供への布石とみられる。東芝の担当者は「財団登記について詳細は把握していない。担保の話は個別取引に関わることであり、当社として正式にコメントしたことはない」と話している。

今回、工場財団に属したことが確認された不動産は、以下の通り。

◇深谷事業所
住所:埼玉県深谷市幡羅町1丁目9-2
地番:同所1丁目9-2

◇府中事業所
住所:東京都府中市東芝町1
地番:同所1-1

◇横浜事業所
住所:神奈川県横浜市磯子区新杉田町8
地番:同所8-1

◇京浜事業所
住所:神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目9、同所2丁目4
地番:同所9-1、同所4-1

◇浜川崎工場
住所:神奈川県川崎市川崎区浮島町2-1
地番:同所82

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