全国企業倒産状況

2005年(平成17年)8月度 全国企業倒産状況

Xアイコン
facebookアイコン
倒産件数 1,152 件
負債総額 325,105 百万円
前月比(件数) + 12.5 % ( 前月 1,024 件)
前月比(負債) - 32.1 % ( 前月 478,942 百万円)
前年同月比(件数) + 5.0 % (前年同月 1,097 件)
前年同月比(負債) - 34.4 % (前年同月 496,090 百万円)

(負債総額1,000万円以上の倒産を集計、%は小数点2位以下切捨)

件数は再び増加へ

 2005年(平成17年)8月度の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は1,152件、負債総額は3,251億 500万円となった。

 倒産件数は、前月比で12.5%、前年同月比では5.0%の増加となり、8月としては過去22番目。前年同月比は再び増加に転じた。

 また、負債総額は、前月比32.1%、前年同月比では34.4%の減少、8月としては過去17番目の数字となった。

 

産業別

◎産業別では、10産業のうち7産業で倒産件数が前年同月を上回った。

 

産業別分類
件数(件)
負債額(百万円)
農林漁鉱業
3
2,270
建設業
334
57,537
製造業
177
46,988
卸売業
169
44,269
小売業
153
25,230
金融保険業
10
54,506
不動産業
39
40,191
運輸業
28
5,492
情報通信業
30
2,299
サービス他
209
46,323
合計
1,152
325,105

※業種分類のコード改訂(日本標準産業分類に基づく)に伴い、弊社データベースは2004年1月度より新業種分類に移行。

このため、産業別分類は従来の9産業から10産業に変更している。

各数値は新業種コードに基づく。

 

地区別

◎地区別では、9地区のうち5地区で前年を上回った。また都道府県別では、前年比で増加したのは20道府県、減少したのが21都県となった。

 

・北海道:今年2番目の件数。負債は大幅に減少。

・東北:3カ月連続前年比増。負債10億円超は5件。

・関東:茨城・群馬・神奈川・新潟で前年比増。

・中部北陸:岐阜・静岡・愛知で前年比増。

・近畿:8月としては過去20年間で6番目。大阪の件数は今年最多。

・中国:件数は2年連続減少、負債は4年連続増加。

・四国:12年振りの20件台。過去10年で件数・負債額ともに最小。

・九州:8月としては3番目の負債額。県別では福岡・長崎・大分・宮崎・沖縄で前年比増。

 

地区/都道府県
件数(件)
負債額
(百万円)
地区/都道府県
件数(件)
負債額
(百万円)
北海道
58
7,003
近畿
309
47,908
東北
69
23,309
滋賀
14
1,773
青森
7
670
京都
39
3,799
岩手
5
1,300
大阪
191
34,247
宮城
19
5,842
兵庫
49
6,690
秋田
19
6,468
奈良
10
709
山形
9
858
和歌山
6
690
福島
10
8,171
中国
43
12,583
関東
369
151,852
鳥取
5
508
茨城
9
3,146
島根
3
3,770
栃木
8
6,188
岡山
7
728
群馬
19
4,395
広島
14
3,998
埼玉
24
4,126
山口
14
3,579
千葉
22
12,178
四国
25
2,862
東京
210
111,021
徳島
6
1,856
神奈川
57
6,894
香川
5
350
新潟
15
2,001
愛媛
4
175
山梨
5
1,903
高知
10
481
中部
136
25,051
九州
118
51,002
長野
12
2,490
福岡
48
34,084
岐阜
18
2,303
佐賀
5
2,380
静岡
21
2,769
長崎
15
2,907
愛知
77
11,323
熊本
10
3,405
三重
8
6,166
大分
12
2,461
北陸
25
3,535
宮崎
12
3,096
富山
9
1,103
鹿児島
7
890
石川
10
1,804
沖縄
9
1,779
福井
6
628
合計
1,152
325,105

※地区の範囲は以下に定義している。

関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨)

中部(長野、岐阜、静岡、愛知、三重)

北陸(富山、石川、福井)

近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)

 

 

◎原因別では、販売不振が773件で構成比は今年最高の67.1%となった。

 

◎倒産形態別では、法的倒産が651件。うち、再建型(会社更生法、民事再生法等)が41件、消滅型(破産、特別清算)610件となった。

 

◎中小企業倒産(中小企業基本法に基づく)は、1,148件。

 

◎国内上場企業倒産は発生なし。

 

◎企業倒産に伴う従業員被害者数(企業倒産従業員総数)は、8,858人。

 

当月の主な倒産

四谷管理(株)/東京都/抵当証券/52,500百万円/特別清算

(株)サンクリエート/福岡県/不動産売買仲介、金融/20,000  百万円/特別清算

(株)マルカワ/東京都/カジュアル商品等販売/8,460百万円/民事再生法

パールバンク(株)/大阪府/ジュエリー製品卸/6,800百万円/民事再生法

石橋刷子製造(株)/東京都/自動車用品販売/6,000百万円/民事再生法

 

禁・転載・複写

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

「鳶工事業」が苦境、倒産が過去最多ペース ~ 16年ぶり100件超、職人不足とコスト対応がネック ~

「建設現場の花形」と言われる鳶職人の世界に逆風が吹く。足場から鉄骨、支柱工事など建設現場で欠かせないが、倒産が過去最多ペースだ。有効求人倍率は7.94倍と深刻な人材難の鳶業界にあって採用難と高い技能、経験が若者の育成に足かせになっている。鳶工事業の倒産を分析した

2

  • TSRデータインサイト

「渋谷区」が倒産最多、2年連続も視野 ~ 倒産企業の半数が業歴10年超、新設法人は伸び鈍化 ~

街の主役は若者から大人へ。再開発で変貌を遂げる「シブヤ」に異変が生じている。 渋谷区に本社を構える企業倒産(1-8月)は、全国の市区郡別で最多の123件に達した。昨年(2025年1-12月)は161件で2007年以来、18年ぶり全国ワーストだった

3

  • TSRデータインサイト

2025年度の書店の利益、前年度の4.6倍に拡大 黒字企業が7割も、「増収増益」は13.4%

「本離れ」が言われて久しいが、書店経営が回復に転じた。全国の主な書店304社の2025年度の売上高合計は、6,121億4,000万円(前年度比1.6%増)、利益合計は40億2,600万円(同365.4%増)で、売上高は微増だったが、利益は前年度の4.6倍に急回復した。

4

  • TSRデータインサイト

翻訳業が苦境、利益は3年で7割減 ~ AIと競合で破産したケースも ~

AIが翻訳業界にドラスティックな変化を迫っている。日進月歩で精度が向上するなか、言語間の壁が低くなっている。この余波が翻訳業界に広がり、業績は3期連続で減収減益に追い込まれた。

5

  • TSRデータインサイト

「畳製造業」 伝統産業に忍び寄る市場変化と後継問題 売上は3年連続で低迷、業歴100年超の老舗が2割超

9月24日は「畳の日」。全国畳産業振興会が4月29日と9月24日の年2回定めている。日本の住文化の伝統を引き継ぐ畳のすばらしさをアピールすることが目的だが、畳製造業が長期低迷に陥っている。 全国の主な「畳製造業」256社の2025年度の売上高合計は402億7,700万円(前年度比1.3%減)だった

TOPへ