全国企業倒産状況

2003年(平成15年) 5月度 全国企業倒産状況

倒産件数 1,452 件
負債総額 788,904 百万円
前月比(件数) - 2.8 % ( 前 月  1,495 件)
前月比(負債) - 15.6 % ( 前 月  934,943 百万円)
前年同月比(件数) - 16.0 % (前年同月  1,730 件)
前年同月比(負債) - 40.9 % (前年同月  1,335,327 百万円)

(負債総額1,000万円以上の倒産を集計、%は小数点2位以下切捨)

上場企業倒産3件発生

2003年(平成15年)5月度の全国企業倒産(負債額1000万円以上)は、1,452件、負債総額は7,889億 400万円となった。
倒産件数は、前月比2.8%、前年同月比では16.0%の減少となり、5月としては戦後13番目。
また、負債総額は、前月比15.6%、前年同月比では40.9%の減少となり、5月としては戦後6番目の規模となった。

産業別

 ◎産業別では、9産業のうち8産業で倒産件数が前年同月を下回った。

産業別分類
件数(件)
負債額(百万円)
一次産業
8
2,450
建設業
474
139,225
製造業
231
52,292
卸売業
248
47,093
小売業
162
28,059
金融・保険
5
212,615
不動産
49
39,698
運輸・通信
57
13,810
サービス他
218
253,662
合計
1,452
788,904

 

地区別

 ◎地区別では、9地区のうち8地区で前年同月を下回った。
 また都道府県別では、前年比で増加したのは11県、減少したのが31都道府県、同数が5県となった。

地区別分類
件数(件)
負債額(百万円)
北海道
61
31,890
東北
98
19,880
関東
502
509,893
中部
152
36,680
北陸
36
8,322
近畿
354
102,318
中国
71
28,768
四国
41
7,729
九州
137
43,424
合計
1,452
788,904

 

 
◎原因別では、販売不振、赤字累積、売掛金回収難を原因とする「不況型倒産」が、1,105件。構成比は76.1%。


◎倒産形態別では、法的申立が584件。うち、再建型(会社更生法、民事再生法、商法に基づく会社整理)が70件、消滅型(破産、特別清算)514件。


◎信用保証協会による「中小企業金融安定化特別保証制度」を利用したものの、その後経営が破たんした「特別保証制度関連」倒産は、258件。
※なお制度自体は、2001年3月末で新規取扱いを終了している。


◎企業倒産に伴う従業員被害者数(企業倒産従業員総数)は、1万1,673人。


◎上場企業倒産は、3件発生。2003年累計は5月末時点で計9件。

当月の主な倒産

(株)アール・エス・ティー/東京都/貸金業/212,400(百万円)/破産
(株)日動/東京都/ゴルフ場/58,600(百万円)/民事再生法
(株)阿見ゴルフクラブ/茨城県/ゴルフ場/42,500(百万円)/民事再生法
(株)エス・アイ・アール/大阪府/ゴルフ場/24,400(百万円)/民事再生法
(株)富貴ゴルフ倶楽部/埼玉県/ゴルフ場/23,487(百万円)/民事再生法

 

禁・転載・複写

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

破産の全東信、20年前から粉飾決算か=600億円超の債務超過のおそれ

決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産劇の裏側がわかってきた。東京商工リサーチ(TSR)の取材で、業績悪化を隠すために、多額の預金の架空計上に手を染めていた実態がみえてきた。

2

  • TSRデータインサイト

全東信の破産、焦付不可避と機会損失 ~外食団体、「セーフティネット保証1号」適用を要請~

クレジットカード決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産の余波が広がっている。7月6日に負債1,259億円(2025年3月期決算時点)を抱え、大阪地裁から破産開始決定を受けて以降、取引金融機関が取り立て不能等を次々と開示している。

3

  • TSRデータインサイト

全東信の粉飾、資本と営業権と不動産から読み解く

大手決済代行の(株)全東信の粉飾は見抜けたのか。破産したいま、過去の決算書を基に違和感を指摘するのは難しくない。預金残高の水増しや債権の架空計上など、全東信はありきたりの手口に手を染めていた。

4

  • TSRデータインサイト

準自己破産の全東信、近畿産業信組が219億円貸出

大手決済代行の(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪府)の資金調達先が東京商工リサーチ(TSR)の取材で判明した。

5

  • TSRデータインサイト

止まらない建設業の倒産、職別工事が総合工事を抜く ~ 施工力が「希少資源」、動き始めた内製化 ~

2025年の建設業の倒産は、2,014件(前年比4.6%増)で、4年連続で前年を上回り、2013年(2,421件)以来、12年ぶりに2,000件を超えた。 コロナ禍の2021年に1,065件と2000年以降では最少を記録。その後は増勢に転じ、わずか4年で約2倍に増加した。

TOPへ