全国企業倒産状況

2004年度(平成16年度)上半期(4月〜9月) 全国企業倒産状況

Xアイコン
facebookアイコン
倒産件数 6,713件
負債総額 3兆1,582億5,400万円
前年同期比(件数) -17.9% (前年 8,183件)
前年同期比(負債) -41.7% (前年 5,419,331百万円)

(負債総額1,000万円以上の倒産を集計、%は小数点2位以下切捨)

倒産件数、10年ぶりに7,000件割れ 負債総額、8年ぶりの4兆円割れ

 2004年度(平成16年度)上半期[4-9月]の全国企業倒産(負債総額1,000万円以上)は、6,713件。負債総額は、3兆1,582億5,400万円となった。
倒産件数は、前年同期比で17.9%減少し、年度上半期比較では戦後24番目の数字となった。1994年の6,981件以来、10年ぶりに7,000件を下回り、2年連続減少に推移した。
また、負債総額は前年同期比41.7%の減少、年度上半期比較で戦後11番目となった。

産業別

◎産業別では、10産業のうち全産業で倒産件数が前年を下回った。

産業別分類 件数(件) 負債額(百万円)
農・林・漁・鉱業 39 20,905
建設業 2,033 520,992
製造業 1,072 316,772
卸売業 1,033 364,485
小売業 776 225,209
金融・保険業 26 60,469
不動産業 248 591,949
運輸業 214 52,039
情報通信業 146 20,008
サービス業他 1,126 985,426
合計 6,713 3,158,254

※業種分類のコード改訂(日本標準産業分類に基づく)に伴い、弊社データベースは2004年1月度より新業種分類に移行。このため、産業別分類は従来の9産業から10産業に変更している。各数値は新業種コードに基づく。

地区別

◎地区別では、9地区のうち全地区で件数が前年を下回った。また都道府県別では、前年比件数で増加したのは3府県、減少は44都道府県となった。

  • 北海道:件数・負債額ともにほぼ前年並。
  • 東北:件数負債額ともに前年比増加。
  • 関東:茨城・栃木・群馬を除き件数前年比減少。
  • 中部北陸:件数負債額ともに前年比増加。うち北陸三県では減少。
  • 近畿:件数は前年比微増。破産が占める構成比は過去最高に。
  • 中国:件数は過去10年間で最低の水準。島根県を除く4県で減少。
  • 四国:件数は3期連続前年比減少、負債額は増加。
  • 九州:件数負債額ともに前年比増加。
都道府県 件数(件) 負債額(百万円)
北海道 273 65,951
東北 383 135,672
関東 2,447 1,687,440
中部 660 222,210
北陸 169 64,625
近畿 1,667 659,461
中国 317 74,746
四国 182 35,533
九州 615 212,616
合計 6,713 3,158,254
  • 原因別では、不況型倒産(販売不振・赤字累積・売掛金回収難)が、前年同期比18.5%減の5,122件、構成比は76.2%となった。
  • 形態別では、法的申立が前年同期比9.5%減の3,061件、倒産構成比45.5%は年度半期比較で過去最悪を更新した。再建型(会社更生法、民事再生法、商法に基づく会社整理)は294件、消滅型(破産、特別清算)が2,767件。
  • 中小企業基本法に基づく企業倒産は、6,695件。
  • 国内上場企業倒産は、環境建設など6件が発生した。
  • 企業倒産に伴う従業員被害者数(倒産企業従業員総数)は、5万7,953人となった。

当期の主な倒産

  • (株)三正/東京都/不動産業/ 140,000(百万円)/民事再生法
  • (株)大和エンタープライズ/東京都/不動産業/86,900(百万円)/特別清算
  • アラスカパルプ(株)/東京都/パルプ・木材チップ輸入販売/84,400(百万円)/特別清算
  • 湘南観光開発(株)/神奈川県/ゴルフ場経営/60,000(百万円)/特別清算
  • 旭国際開発(株)/兵庫県/ゴルフ場経営/57,100(百万円)/民事再生法

禁・転載・複写

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ