全国企業倒産状況

2006年(平成18年)上半期(1-6月)度 全国企業倒産状況

倒産件数 6,629件
負債総額 2,926,391百万円
前年比(件数) +3.5%(前年同期6,401件)
前年比(負債) -16.1%(前年同期3,492,065百万円)

(負債総額1,000万円以上の倒産を集計、%は小数点2位以下切捨)

倒産件数、4年ぶりの前年同期比増加

 2006年(平成18年)上半期(1-6月)の全国企業倒産(負債総額1,000万円以上)は、6,629件、負債総額が2,926,391百万円となった。

倒産件数は前年同期比3.5%増となり、上半期としては4年ぶりに前年同期比増加となった。ただし件数自体は、上半期としては、最近10年間で2番目に少ない水準で、過去データからみると倒産の沈静化を浮き彫りにした。
負債総額は前年同期比16.1%減となり、上半期としては1994年以来12年ぶりに3兆円を割り込んだ


産業別

◎産業別では、10産業のうち6産業で倒産件数が前年同期を上回った。

産業別分類 件数(件) 負債額(百万円)
農・林・漁・鉱業 42 15,078
建設業 1,926 391,658
製造業 946 275,825
卸売業 926 232,107
小売業 875 133,470
金融・保険業 47 112,088
不動産業 242 1,030,112
運輸業 240 77,376
情報通信業 160 32,314
サービス業他 1,225 626,363
合計 6,629 2,926,391

※業種分類のコード(日本標準産業分類に基づく)改訂に伴い、弊社データベースは2009年1月度より新業種分類に移行した。各数値は新業種コードに基づく。


地区別

◎地区別では、9地区のうち5地区で倒産件数が前年同期を下回った。また都道府県別倒産件数では、前年同期比減少が25都道県、増加が19府県、同数が3県となった。

  • 北海道:件数・負債額ともにほぼ前年同期比減少。
  • 東北:件数が上半期としては11年ぶりに400件を下回る。
  • 関東:茨城・千葉・神奈川・新潟・山梨で件数が前年同期比増加。
  • 中部北陸:全体の件数は4年連続前年同期比減少。ただし北陸3県はそろって前年同月比増加。
  • 近畿:小規模倒産多発により件数は前年同期比増加、特に大阪は3年ぶりの1,000件超え。
  • 中国:件数が増加し2年ぶりの300件台に、また負債は3年ぶりの1,000億円超え。
  • 四国:件数が上半期としては4年連続前年同期比減少。
  • 九州:件数が16年ぶりに600件を下回る。
地区別分類 件数(件) 負債額(百万円)
北海道 286 92,999
東北 380 112,994
青森 59 16,691
岩手 42 15,463
宮城 107 30,659
秋田 40 8,794
山形 63 15,258
福島 69 26,129
関東 2,198 1,451,727
茨城 77 44,552
栃木 66 71,638
群馬 69 41,602
埼玉 225 30,747
千葉 162 50,120
東京 1,191 1,142,180
神奈川 280 34,052
新潟 79 27,010
山梨 49 9,826
中部 685 260,622
長野 76 21,305
岐阜 95 57,647
静岡 149 45,048
愛知 306 116,410
三重 59 20,212
北陸 179 46,936
富山 43 5,879
石川 83 27,679
福井 53 13,378
近畿 1,831 547,769
滋賀 55 11,555
京都 274 103,792
大阪 1,090 268,621
兵庫 303 133,516
奈良 73 26,266
和歌山 36 4,019
中国 329 126,936
鳥取 32 17,575
島根 21 5,665
岡山 92 18,078
広島 139 68,855
山口 45 16,763
四国 164 47,671
徳島 44 6,621
香川 41 13,585
愛媛 44 14,213
高知 35 13,252
九州 577 238,737
福岡 256 64,283
佐賀 16 4,282
長崎 58 23,493
熊本 59 45,730
大分 51 23,609
宮崎 41 48,468
鹿児島 64 18,040
沖縄 32 10,832
合計 6,629 2,926,391
  • ※地区の範囲は以下に定義している。
    関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨)
    中部(長野、岐阜、静岡、愛知、三重)
    北陸(富山、石川、福井)
    近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
  • 形態別では、破産が上半期過去最多の3,639件、民事再生法は上半期過去最小の285件。
  • 負債別では、負債10億円以上の大型倒産が358件で、上半期としては10年ぶりに400件を下回る。
  • 従業員数別、5人未満の構成比が前年同期比4.2ポイント上昇の63.4%を占める。
  • 企業倒産に伴う従業員被害者数、上半期としては最近10年間で最少の4万8,298人。
  • 上場企業倒産、大証ヘラクレス上場企業の倒産が1件発生。

当期の主な倒産

  • 青山管財(株)/東京都/不動産業/148,700百万円/民事再生法
  • 東京臨海副都心建設(株)/東京都/不動産業/144,000百万円/民事再生法
  • 竹芝地域開発(株)/東京都/不動産業/119,000百万円/民事再生法
  • (株)東京テレポートセンター/東京都/不動産業/117,000百万円/民事再生法
  • (株)マコト企業/東京都/ビル賃貸/60,000百万円/民事再生法

禁・転載・複写

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

ハウスメーカーの倒産、26年上半期9割増の衝撃 ~ 踏み切れない抜本再生、施主の権利保護も重要 ~

コスト高や人手不足などでハウスメーカー(木造建築工事業)の倒産が急増している。2026年上半期(1-6月)は118件発生し、前年同期から約9割増えた。

2

  • TSRデータインサイト

倒産と無縁の税理士業界に異変、2026年上半期は4件発生 粉飾は詐欺罪も、コンプラ違反と健康問題がリスクに

過去、税理士事務所の倒産は半年で、概ね1~2件にとどまっていた。景気状況に相関せず、倒産と無縁の税理士業界だったが、2026年上半期(1-6月)はすでに4件発生した。

3

  • TSRデータインサイト

エブリライブの元従業員、「突然の解雇」に困惑

6月初旬から連絡が取りにくくなっているライブ配信のエブリライブ(株)(東京都港区)が、同時期に大半の従業員を解雇していたことがわかった。  解雇を通知の際、エブリライブ側は従業員に「破産予定のため」と説明したという。解雇された元従業員が東京商工リサーチの取材に応じた。

4

  • TSRデータインサイト

2026年上半期「医療機関」倒産 増勢続く 上半期で2番目の38件、「後継者難」は最多

医療機関の倒産が止まらない。2026年上半期(1-6月)に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院などの「医療機関」は、38件(前年同期比15.1%増)と大幅に増加した。上半期では、2006年以降の20年間で、2024年と2025年の33件を上回り、2009年の39件に次ぐ2番目の高水準となった。

5

  • TSRデータインサイト

愛媛県のいよぎんHDと愛媛銀が経営統合へ  メインバンク取引社数 金融Gでは国内21位に

愛媛県内にある企業のメインバンクシェア57.5%(県内メインバンク取引社数1万966社)の伊予銀行を傘下に持ついよぎんホールディングスと、県内2位で18.5%(同3,542社)の愛媛銀行が、7月24日開催の取締役会で経営統合を付議することを発表した。

TOPへ