全国企業倒産状況

2005年(平成17年)上半期(1-6月)度 全国企業倒産状況

倒産件数 6,401件
負債総額 3,492,065百万円
前年比(件数) -9.4% (前年7,072件)
前年比(負債) -16.1% (前年4,164,285百万円)

(負債総額1,000万円以上の倒産を集計、%は小数点2位以下切捨)

3年連続前年同期比減少

 2005年(平成17年)上半期[1-6月]の全国企業倒産(負債総額1,000万円以上)は6,401件、負債総額は3兆4,920億6,500万円となった。
倒産件数は、前年同期比で9.4%の減少となり、上半期としては3年連続の減少推移。半期比較では過去51番目、上半期比較では41番目の数値となった。
また、負債総額は、前年同期比16.1%となり、上半期としては件数同様に3年連続の減少推移。半期比較では過去24番目、上半期比較では11番目の数値を示した。


産業別

◎産業別では、10産業のうち9産業で倒産件数が前年同期を下回った。

 前年同期比増加率は、情報通信業16.2%増(160→186件)、サービス業他14.5%増(1,225→1,403件)、農・林・漁・鉱業14.2%増(42→48件)、卸売業10.2%増(926→1,021件)、製造業7.2%増(946→1,015件)、小売業4.2%増(875→912件)、建設業2.1%増(1,926→1,968件)の順。

これに対して減少率は、金融・保険業25.5%減(47→35件)、不動産業3.7%減(242→233件)、運輸業2.0%減(240→235件)の3産業だった。

産業別分類 件数(件) 負債額(百万円)
農・林・漁・鉱業 50 24,880
建設業 1,860 458,729
製造業 997 326,206
卸売業 951 334,818
小売業 827 145,590
金融・保険業 25 52,308
不動産業 230 698,907
運輸業 247 70,602
情報通信業 125 13,877
サービス業他 1,089 1,366,148
合計 6,401 3,492,065

※業種分類のコード(日本標準産業分類に基づく)改訂に伴い、弊社データベースは2009年1月度より新業種分類に移行した。各数値は新業種コードに基づく。


地区別

◎地区別では、9地区のうち6地区で前年同期を下回った。また都道府県別では、増加したのは18県、減少したのが29都道府県となった。

地区別分類 件数(件) 負債額(百万円)
北海道 300 105,192
東北 412 127,009
関東 2,166 1,310,580
中部 766 442,150
北陸 123 51,112
近畿 1,553 1,027,247
中国 283 79,569
四国 168 51,541
九州 630 297,665
合計 6,401 3,492,065
  • ※地区の範囲は以下に定義している。
    関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨)
    中部(長野、岐阜、静岡、愛知、三重)
    北陸(富山、石川、福井)
    近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
  • 原因別では、販売不振が4,185件となり、構成比65.3%は上半期過去最高を更新した。
  • 倒産形態別では、法的倒産が3,272件となり、構成比51.1%は上半期過去最高を更新した。うち、再建型(会社更生法、民事再生法等)が309件、消滅型(破産、特別清算)2,963件となった。
  • 中小企業倒産(中小企業基本法に基づく)は、6,367件。
  • 国内上場企業倒産は5件発生。
  • 企業倒産に伴う従業員被害者数(企業倒産従業員総数)は、57,524人。

当期の主な倒産

  • (株)シンコー/大阪府/ゴルフ場経営/202,000百万円/民事再生法
  • (株)富士エクセレント倶楽部/愛知県/ゴルフ場経営/95,800百万円/民事再生法
  • 東京ファッションタウン(株)/東京都/不動産賃貸/90,000百万円/民事再生法
  • (株)松村組/大阪府/総合建設業/83,374百万円/民事再生法
  • (株)ギャラック /岐阜県/ゴルフ場/69,000百万円/破産

禁・転載・複写

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSR速報 ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

退職代行「モームリ」、運営会社の代表変更

退職代行「モームリ」を運営する(株)アルバトロス(TSRコード:694377686、横浜市)は、公式ホームページの代表取締役を変更した。

2

  • TSRデータインサイト

バイオベンチャーのSpiber、事業譲渡後に特別清算 ~ ユニコーン企業、2025年12月期は438億円の最終赤字 ~

バイオベンチャーとして注目されたSpiber(株)(TSRコード:363798706、山形県鶴岡市)が約300億円の債務超過を解消できず、新会社に事業を譲渡後、特別清算を申請する方針を固めた。

3

  • TSRデータインサイト

家事代行の倒産が過去最多 ~ 老舗・大手がひしめくなか、参入も急増 ~

共働きや独身世帯の増加で、掃除や料理、洗濯、ベビーシッターなど、家事代行(家事サービス)のニーズは高い。子育てだけでなく介護も加わり、市場は広がる。 一方、家事代行業者の倒産が急増している。2025年度は4-2月で11件に達し、すでに過去最多を更新した。

4

  • TSRデータインサイト

「イタメシ」「韓国料理」など専門料理店の倒産最多 ~ インバウンドの取りこぼしと輸入食材の高騰 ~

イタメシ、韓国料理、フレンチ、タイ料理など専門料理店の倒産が急増している。2025年度(4-3月)の倒産は2月までにバブル期の1988年度以降、最多の85件に達した。

5

  • TSRデータインサイト

メインバンク取引社数 国内10位の金融Gに しずおかFGと名古屋銀が統合へ、2万8,121社

メインバンクの取引社数が全国16位のしずおかFGの静岡銀行(1万8,762社)と、名古屋銀行(9,359社)が、経営統合に基本合意したことを発表した。両行のメイン取引社数は合計2万8,121社で、国内金融グループで10位の地銀グループが誕生する。

TOPへ