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銀行員の年収、過去最高の653万3,000円 3メガ超えるトップはあおぞら銀行の906万円

2024年度 国内銀行63行 「平均年間給与」調査


 国内銀行63行の2024年度の平均年間給与(以下、年収)は、653万3,000円(中央値639万1,000円)で、過去最高となった。前年度の633万1,000円(同627万5,000円)から、20万2,000円(3.1%増)増え、増加額は3年連続で最高を更新した。
 銀行トップは、あおぞら銀行の906万8,000円(平均年齢44.5歳、前年度887万3,000円)で、3メガを抑えて3年連続トップを守った。同行の900万円台は、2008年度(911万9,000円)以来、16年ぶり。
 国税庁公表の給与所得者の平均給与(2023年、正社員)の530万3,000円に比べ、銀行は123万円高く、前年度の102万8,000円からさらに差が拡大した。

  トップ10位では、前年度16位の八十二銀行が6位、同11位の群馬銀行が8位に、それぞれ躍進。一方で、前年9位の七十七銀行が11位、同10位の百五銀行が12位に、それぞれランクを落とした。 
 業態別では、大手行838万6,000円(前年度比24万1,000円増)、地方銀行659万7,000円(同21万7,000円増)、第二地銀585万8,000円(同16万2,000円増)で、各業態で過去最高を塗り替えた。しかし、大手行と第二地銀とは252万円の差があり、年収格差は縮まるどころか広がっている。
 銀行も学生採用に苦戦しており、優位性を打ち出すには賃上げが避けられず、待遇改善の一環として賃上げの流れはしばらく続くとみられる。

※本調査は、国内63銀行の2024年度の有価証券報告書で、従業員数、平均年間給与(基本給与+賞与・基準外賃金)を集計、分析した。対象は、データを公表した大手行6行、地方銀行37行、第二地銀20行の合計63行。

業態別 平均年間給与


銀行の年間給与653万3,000円、増加幅は過去最大の20万円超

 国内銀行63行の2024年度の年収は、2015年度以降の10年間で最高の653万3,000円(前年度633万1,000円)だった。増加額も過去最高の20万2,000円増で、銀行も賃上げを避けて通れないようだ。中央値は639万1,000円で、前年度の627万5,000円から11万6,000円増えた。
 これを裏付けるように、大手行が全6行(前年度6行)、地方銀行が34行(同30行)、第二地銀20行(同18行)の合計60行(構成比95.2%、前年度54行)で年収が伸びた。
 63行の年収は、2017年度の601万7,000円(中央値606万8,000円)を底に、7年連続で上昇した。
 業態別は、大手行が838万6,000円(前年度比24万1,000円増)、地方銀行が659万7,000円(同21万7,000円増)、第二地銀が585万8,000円(同16万2,000円増)で、全業態で過去最高になった。
 ただ、年収差は大手行と地方銀行で178万9,000円(前年度176万5,000円)、地方銀行と第二地銀で73万9,000円(同68万4,000円)と開き、業態間の賃金差は拡大した。

業態別 平均年間給与

増加額トップ 八十二銀行の127万8,000円増

 個別銀行の年収の増加額は、最高が八十二銀行の127万8,000円増(2024年度年間給与819万1,000円)。次いで、佐賀共栄銀行の62万3,000円増(同615万1,000円)、群馬銀行の52万8,000円増(同776万1,000円)、三菱UFJ銀行の43万2,000円増(同856万円)、富山第一銀行の41万7,000円増(同678万円)の順。
 減少は、北國銀行36万3,000円減(同588万7,000円)、東北銀行5万4,000円減(同539万円)、佐賀銀行4,000円減(610万4,000円)の3行だった。
 平均年齢を基にした年代別の年収トップは、40歳以上があおぞら銀行906万8,000円(平均年齢44.5歳)、39歳以上40歳未満が中国銀行762万7,000円(同39.6歳)、38歳以上39歳未満が千葉銀行794万8,000円(同38.5歳)、38歳未満が滋賀銀行691万6,000円(同37.9歳)だった。

行員数 2年連続で減少

 63行の行員数合計は17万819人で、前年度の17万1,827人から1,008人減少し、2年連続で前年度を下回った。
 業態別では、大手行が9万5,778人(前年度比949人減)で2年連続、地方銀行が5万9,464人(同2人減)で8年連続、第二地銀が1万5,577人(同57人減)で8年連続で、それぞれ前年度より減少した。
 一方、行員数が増加したのは、大手行3行(前年度2行)、地方銀行15行(同6行)、第二地銀5行(同1行)の合計23行(同9行)。

業態別 行員数

平均年齢 前年度と同水準の40.3歳

 63行の行員の平均年齢は前年度と同水準の40.3歳で、2022年度から3年連続で40歳台となった。新卒採用に加え、専門性の高い分野の積極的な中途採用が背景にあるようだ。
 業態別は、大手行が41.6歳(前年度比+0.3歳)で、4年連続で上昇。地方銀行が前年度と同水準の40.4歳。第二地銀は39.9歳(同▲0.1歳)で、10年ぶりに低下した。
 平均年齢の上昇は、大手行が4行(同6行)、地方銀行が15行(同25行)、第二地銀が7行(同14行)の合計26行(同45行)だった。

業態別 平均年齢

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