• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

ユニゾHD、スポンサー選定を再実施へ

 5月9日に東京地裁から民事再生開始決定を受けたユニゾホールディングス(株)(TSR企業コード:293391149、東京都港区、以下ユニゾHD)は、改めてスポンサー選定手続きを行う。5月25日に債権者へ通知した。
 ユニゾHDは、(株)日本産業推進機構(TSR企業コード:012545015、東京都港区、以下NSSK)グループとスポンサー支援に関する基本合意を締結していたが、債権者からスポンサー選定のやり直しを求める声や、民事再生後に複数先がスポンサー支援に関心を寄せたため、裁判所や監督委員と協議していた。ただ、NSSKによるスポンサー支援の可能性がなくなるものではないという。
 新たなスポンサー選定手続きは、グループ全体への支援だけでなく、ホテルやオフィスビル、海外不動産など事業セグメント毎の支援も許容するという。候補者には、物件毎の評価額も明示するように要請する。
 スポンサー選定のやり直しで、スケジュールも大きくずれ込む。当初の予定では、スポンサー契約は6月末までだったが、8月中の合意を見込む。第一次意向表明書提出期限の6月20日以降、担保権者と協議を始める予定だ。
 ユニゾHDの債権者は東京商工リサーチ(TSR)の取材に対し、「ユニゾグループで保有する不動産評価の正当性が重要だろう。万が一、スポンサー再選定に時間がかかると、担保権者の動向も変化する恐れがある」と述べた。
 なお、6月5日に社債権者向けの説明会が開催される。
 TSRはユニゾHDに取材を申し込んでいるが、5月26日午前9時半までに回答はない。

スポンサーを再選定するユニゾHD

スポンサーを再選定するユニゾHD


(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2023年5月29日号掲載「SPOT情報」を再編集)



Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ