2025年3月期決算(6月20日時点) 役員報酬1億円以上の開示は117社・344人
~ 上場企業「役員報酬1億円以上開示企業」調査 ~
【6月20日時点】
2025年3月期決算の上場企業の株主総会開催が本番を迎えた。6月20日までに2025年3月期の有価証券報告書を510社が提出し、このうち、役員報酬1億円以上の開示は117社で、約5社に1社だった。
また、開示人数は344人で、大手を中心とした好業績に加え、株高も役員報酬の増額につながったようだ。
なお、2024年3月期は全体で336社が開示し、人数は818人だった。
2025年3月期の役員報酬ランキングは、トップがソニーグループの吉田憲一郎代表執行役会長の25億2,400万円(前年23億3,900万円)で、歴代19番目だった。内訳は、定額報酬2億4,000万円、業績連動報酬3億9,600万円のほか、ストックオプション7億4,300万円、譲渡制限付株式ユニット(RSU)11億4,400万円など。
次いで、トヨタ自動車の豊田章男会長の19億4,900万円(同16億2,200万円)、伊藤忠商事の岡藤正広会長CEOの18億2,400万円(同10億300万円)が続く。10億円以上は6人となっている。
※ 役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より 報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。