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調剤薬局大手「さくら薬局」運営会社 NSSKグループが支援へ

 グループ全体で約900店の調剤薬局を運営するクラフト(株)(TSR企業コード:298239329、千代田区)は、グループの全株式を(株)日本産業推進機構(TSR企業コード:012545015、東京都港区、以下NSSK)グループに譲渡し、支援を受けると発表した。支援は、クラフトグループの事業再生計画案が対象金融機関(債権者)の同意を得て成立することが条件。

 クラフトグループは、「さくら薬局」のブランドで首都圏や関西圏などに約900店舗を展開。事業規模は業界3位で、売上高は1,700億円に達する。しかし、同業他社の買収など投資に伴う借入負担が重く、2022年2月、クラフトと関連8社は事業再生ADR(裁判外紛争解決手続)を申請していた。
対象金融機関との間で再建策を協議していたが、漫画雑誌で知られる(株)ぶんか社(TSR企業コード:293631697、千代田区)などへ投資支援を行っているNSSKグループにクラフトグループの全株式を譲受することで合意。両社は10月14日、これに関わる株式譲渡契約を締結したと発表した。
クラフトグループは、「NSSKグループの支援のもとで、今後も地域包括ケアシステムの一翼を担う薬局として、医師や看護師、介護従事者等と連携して、最良の医療・介護サービスを提供し地域住民の健康をサポートしてまいります」としている。
NSSKの担当者は東京商工リサーチの取材に対し、「これまで多くの企業の経営を支援し、全国に店舗がある企業の経営改善も手掛けてきた。クラフトグループもサポートし、成長を目指したい」とコメントした。
関係者によると、「事業再生ADRで対象の金融債権は、NSSKグループからの株式譲渡資金により、全額返済される見通し」という。

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