SBIソーシャルレンディング、金融庁から1カ月の業務停止命令
SBIソーシャルレンディング(株)(TSR企業コード:297322095、東京都港区、以下SBISL)は6月8日、金融庁から行政処分を受けたと発表した。金融商品取引業の全業務を6月8日から7月7日まで停止する業務停止命令のほか、経営管理態勢の再構築など業務改善命令を受けた。
SBISLは、投資家に提示した貸付先への資金使途と異なる使用が判明。第三者委員会から金融商品取引法違反を認定され、社内処分などを4月に発表していた。SBISLは、未償還元本相当額の償還手続きを進めているほか、5月には、既存ファンドの償還を条件にSBISLの廃業とソーシャルレンディング事業からの撤退も公表している。
今回の業務停止命令には、廃業に伴う顧客取引などの処理は除かれている。