• TSRデータインサイト

シャープ、堺ディスプレイプロダクトの株式売却を中止

 3月12日、シャープ(株)(TSR企業コード:570384737)は同日開催の取締役会で堺ディスプレイプロダクト(株)(SDP、TSR企業コード:576128929)の株式売却の中止を決議したと発表した。

  シャープは「譲受人が当社が保有するSDP株式の売買中止の申し入れがあった。当社としては資本関係の解消により、当社の連結業績の安定化に寄与することから、継続して売却の方向で交渉を進めていたが、譲受人の強い要望により株式売却の中止を決定した」としている。

 SDPの株式をシャープは23.44%(自己株式を含めた所有比率)保有し、その他の持株比率は非開示としている。SDPの2019年12月期の売上高(単体)は999億2000万円、当期純利益は196億4200万円の赤字だった。

 2月25日、シャープはSDPの株式売却を公表。守秘義務契約により譲受人は非開示だが、譲受人がシャープが保有しているSDP株式を購入したい旨の申し出があったという。株式売却の実施予定日は今年3月15日だった。

 シャープは、「本株式売却が中止になったことによる当社の2021年3月期の連結業績に与える影響はありません」としている。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

破産の全東信、20年前から粉飾決算か=600億円超の債務超過のおそれ

決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産劇の裏側がわかってきた。東京商工リサーチ(TSR)の取材で、業績悪化を隠すために、多額の預金の架空計上に手を染めていた実態がみえてきた。

2

  • TSRデータインサイト

全東信の破産、焦付不可避と機会損失 ~外食団体、「セーフティネット保証1号」適用を要請~

クレジットカード決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産の余波が広がっている。7月6日に負債1,259億円(2025年3月期決算時点)を抱え、大阪地裁から破産開始決定を受けて以降、取引金融機関が取り立て不能等を次々と開示している。

3

  • TSRデータインサイト

全東信の粉飾、資本と営業権と不動産から読み解く

大手決済代行の(株)全東信の粉飾は見抜けたのか。破産したいま、過去の決算書を基に違和感を指摘するのは難しくない。預金残高の水増しや債権の架空計上など、全東信はありきたりの手口に手を染めていた。

4

  • TSRデータインサイト

準自己破産の全東信、近畿産業信組が219億円貸出

大手決済代行の(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪府)の資金調達先が東京商工リサーチ(TSR)の取材で判明した。

5

  • TSRデータインサイト

止まらない建設業の倒産、職別工事が総合工事を抜く ~ 施工力が「希少資源」、動き始めた内製化 ~

2025年の建設業の倒産は、2,014件(前年比4.6%増)で、4年連続で前年を上回り、2013年(2,421件)以来、12年ぶりに2,000件を超えた。 コロナ禍の2021年に1,065件と2000年以降では最少を記録。その後は増勢に転じ、わずか4年で約2倍に増加した。

TOPへ