• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

ワタベウェディング 渡航制限で2月以降、すべての海外挙式が実施不能、債務超過に

最終利益は117億3800万円の赤字

 海外挙式のワタベウェディング(株)(TSR企業コード:641093977、京都市中京区、東証1部)は2月15日、2020年12月期(連結)の最終利益が117億3800万円の赤字だったと発表した。新型コロナ感染拡大で、主力の海外挙式が2月後半から渡航制限などで全てが実施不能となったことが響いた。多額の赤字計上で債務超過に転落したが、コスト削減や事業拠点の閉鎖などを進め、早期の債務超過の解消を目指す。

2020年12月期(連結)の売上高は196億7800万円、営業利益109億8300万円の赤字、当期純利益117億3800万円の赤字だった。2019年12月期末時点で111億3800万円あった純資産が毀損し、2020年12月期末には8億6300万円の債務超過に転落した。

ワタベウェディングは、2020年12月期末時点で、現預金91億9300万円を保有。2020年4月に新型コロナ対策の特別 融資130億円を受けたほか、同年11月に極度総額30億円の当座貸越契約も締結している。固定資産の売却など保有資産を売却していくほか、徹底的なコスト削減を進めていく。また、ポストコロナを見据え、リゾート挙式ではあらゆるシーンにおいてデジタル化の推進に取り組んでいく意向だ。

ワタベウェディングの担当者によると、「渡航制限などで催行できなかったお客様の多くはキャンセルではなく延期となっている」とし、コロナ収束後の巻き返しを目指している。

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

賃金上昇、従業員退職による倒産が過去最多 8月の「人手不足」倒産 8月では最多の32件

2026年8月の「人手不足」倒産は、32件(前年同月比39.1%増)だった。8月としては、前年の23件を大幅に上回り、最多を更新した。1-8月は333件(前年同期比38.7%増)で、年間最多ペースが続く。

2

  • TSRデータインサイト

出版業の倒産急増、利益も悪化傾向 ~ 存続に向けた書店との直取引、目指す姿と課題 ~

電子書籍が普及するなか、紙の書籍を主体に手掛ける老舗出版社を中心に、「出版業」の倒産(負債1,000万円以上)が急増している。 2026年1-7月の「出版業」の倒産は21件(前年同期比90.9%増)で、2019年同期の21件以来7年ぶりに20件を超えた。

3

  • TSRデータインサイト

「フィットネスクラブ」の倒産が過去最多を更新へ 1-8月は26件、市場拡大もレッドオーシャンの兆し

拡大するフィットネス市場で、「フィットネスクラブ」の倒産が急増している。2026年1-8月は26件(前年同期比160.0%増)と前年同期の2.6倍に達し、2023年同期の16件を抜いて過去最多を更新した。 現在のペースで推移すると、2026年は年間最多の2023年の27件を上回り、40件台も視野に入ってきた。

4

  • TSRデータインサイト

泥臭い再生支援と粉飾決算、銀行員の「違和感」~ 「実務家座談会」を開催(後編)~

(後編)事業再生に携わる金融機関は企業にどう向き合うのか。東京商工リサーチ(TSR)は、事業再生に携わる金融機関の担当者に、取り組みの現状や事例、特色、留意点などを聞いた。

5

  • TSRデータインサイト

「半導体関連メーカー」生成AI普及で業績好調 売上トップはキオクシア、TSMC日本子会社は売上高約143倍

生成AIの普及やデータセンター向け需要拡大で、国内の主要半導体関連メーカーの業績が好調だ。東京商工リサーチ(TSR)の企業データベース(約440万社)から、全国の主な半導体関連メーカー154社の2025年度業績を分析した。

TOPへ