クリーニング「白洋舎」 新型コロナの直撃で41億円の最終赤字へ
クリーニング大手の(株)白洋舎(TSR企業コード: 291058604、大田区、東証1部)が7月29日、未定としていた2020年12月期通期の当期純利益(連結)が41億円の赤字見通しとなることを発表した。当期純利益の赤字は2期連続となる。
新型コロナウイルス感染拡大で、取引先のホテル稼働率の大幅低下でリネンサプライ部門が落ち込んだほか、4月の衣替え時期の緊急事態宣言による休業対応でクリーニング事業にも影響が出た。さらに、在宅勤務でワイシャツなどのクリーニング需要の低下も見込まれるため、減収赤字の予想となった。
白洋舎は、「コスト削減のほか、営業・生産拠点の再編など構造改革の加速化を図っていく」としている。
2020年12月期連結の業績予想は、売上高387億円(前期502億7,400万円)、営業利益▲55億円(同2億900万円の黒字)、当期純利益▲41億円(同▲600万円)。