• TSRデータインサイト

Xアイコン
facebookアイコン

広島の大手書店のフタバ図書、「システムトラブルで一部店舗に本の入荷遅れ」

 広島県を中心に60店舗以上を展開する大手書店の(株)フタバ図書(TSR企業コード:740122053、広島市西区)は6月6日、自社のホームページで「システム障害」が発生していることを発表した。
 システム障害により一部の店舗で雑誌や書籍の入荷が遅延しているという。また、店頭での予約や注文、買い取りなどの受付を一時停止している。復旧次第、順次再開するとしている。

  東京商工リサーチ(TSR)の調査では、6月5日に広島県内のフタバ図書の一部店舗において、「本のご予約・ご注文 受付中止のお知らせ」が掲げられていたことを確認している。また同日、埼玉県内の店舗にも、「物流システムのトラブルにより未入荷が発生するなど、全店的に入荷が不安定な状態となっています。復旧には1週間程度かかる見込み」との案内が張り出されていた。
 顧客や取引先に困惑が広がっている。フタバ図書はTSRの取材に対し、「担当者が終日外出しており、対応できない」と回答した。

  新刊コミックを注文した顧客は、「(6月5日にフタバ図書の)ネットサイトで購入しようとしたが、在庫がなかったので注文になった。フタバブックスのオンラインショップにはシステムトラブルの案内はない。注文完了と表示してあるので、すぐに届くだろう」と語った。しかしその後、オンラインショップも6月7日付で、「システム障害」を公表した。
 老舗書店で発生した「前代未聞」の入荷遅れ。地元の本屋さんだからこそ、丁寧な説明が求められる。

フタバ図書の店舗

フタバ図書の店舗

 TSR情報とは

Xアイコン
facebookアイコン

人気記事ランキング

ランキング1位
  • TSRデータインサイト

上場企業「個人情報漏えい」、過去最悪ペース ~ 100万件以上、2026年はすでに10件の異常事態 ~

情報セキュリティ対策は、企業の事業継続上でも不可欠な経営課題に浮上している。 AI普及で、より強固な対策が必要なのは当然だが、被害を受けた場合の迅速な対策を示す事業継続計画(BCP)の整備も求められる。

2

  • TSRデータインサイト

リフォーム工事業の倒産、過去最多ペース ~ 資材高と人手不足、値引き要求で「利益なき工事」 ~

住宅ローン金利上昇、地価高騰で中古への視線が熱い。ただ、2026年のリフォーム工事会社の倒産は、1-9月で96件(前年同期比20.0%増)に達し、2002年以降の最多を更新した。このペースだと年間120件を超える。

3

  • TSRデータインサイト

ハウスメーカーの倒産、26年上半期9割増の衝撃 ~ 踏み切れない抜本再生、施主の権利保護も重要 ~

コスト高や人手不足などでハウスメーカー(木造建築工事業)の倒産が急増している。2026年上半期(1-6月)は118件発生し、前年同期から約9割増えた。

4

  • TSRデータインサイト

「税金滞納」倒産が168件、前年同期の2倍に大幅増 2026年度上半期の「税金滞納」倒産 破産が97.6%

2026年度上半期(4-9月)の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、168件(前年同期比100.0%増)と、前年同期の2倍に達し、この10年で最多を記録した。物価や人件費などのコストアップが企業収益を圧迫し、納税原資を確保できない小・零細企業の行き詰まりに拍車を掛けている。

5

  • TSRデータインサイト

年度上半期の「人手不足」倒産 過去最多の240件 深刻な“賃上げ疲れ”、『賃上げ倒産』が1.7倍に増加

2026年度上半期(4-9月)の「人手不足」倒産は、240件(前年同期比17.0%増)と過去最多を記録した。コロナ禍の2021年度同期の26件を底に、5年連続で前年同期を上回った。調査を開始した2013年以降の年度上半期では、これまで最多だった前年同期(205件)を抜いて最多を更新した。

TOPへ