上場企業の倒産動向 2014年は24年ぶりのゼロ
連続ゼロ期間 16カ月連続で過去3番目の長さに
2014年の上場企業倒産はゼロ(前年3件)だった。年次集計で上場企業倒産がゼロになったのは、1990年以来24年ぶりのこと。
月次ベースでも2013年9月以降は、2014年12月まで16カ月連続で発生がなく、連続ゼロ期間は過去3番目の長さ(「1981年5月から1982年8月まで」と並ぶ)になった。
ちなみに、過去最長はバブル景気時の「1986年9月から1991年7月まで」の59カ月連続。次いで、日本で初めてサミット(先進国首脳会議)が開催され、景気回復から企業収益の改善が進んだ「1979年3月から1980年7月まで」の17カ月連続。
全体の倒産が抑制されているなかで、上場企業倒産の連続ゼロ期間は、今後も延びる可能性が高い。