• プレスリリース

与信管理のリアルをひも解くアンケート調査結果【与信管理の「現状と課題」】公表について

株式会社東京商工リサーチ(以下 「TSR」)は、「与信管理に関するアンケート調査」を実施し、集計結果を【与信管理の「現状と課題」】として公表いたしました。

アンケート実施概要

2023年9月1~15日にかけて全国の「与信管理」「営業・マーケティング」「経営企画」担当者を対象に、WEBアンケート形式にて実施(全25問)し、6,032社から有効回答を得ました。


アンケート結果サマリー

1. 与信管理業務に関する態勢(体制)

<ポイント>

  • 「ワンオペ審査部」が全体の30.6%
  • 与信判断は「少人数」で「属人化」の傾向
  • 与信情報の共有、「システム化されず」が59.7%

2. 与信管理の対象と頻度

<ポイント>

  • 直近1年間の「焦付発生率」は18.0%
  • 焦付は新規取引先よりも既存取引先から発生する
  • 「新規与信」のみ実施は45.8%

3. 海外取引先に対する与信管理態勢(体制)

<ポイント>

  • 海外販売先数「0社」は71.1%
  • 海外与信、「国内と比べ十分に実施できていない」「全く実施できていない」で78.4%
  • 海外与信の課題、「海外用の与信管理システムがない」が44.1%

レポートダウンロードはこちら

6,032社のアンケート回答から読み解く 与信管理の「現状と課題」

今回のアンケート結果から、審査には客観的で効率的な運用、そして社内の情報共有が必要なことが判明しました。TSRは、与信管理に携わる皆さまの業務の高度化・効率化に繋がる情報の収集、商品の開発・提供に今後も努めて参ります。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2025年度の業績見通しに大ブレーキ 「増収増益」見込みが16.6%に急減

トランプ関税、物価高、「価格転嫁」負担で、国内企業の業績見通しが大幅に悪化したことがわかった。2025年度に「増収増益」を見込む企業は16.6%にとどまり、前回調査(2024年6月)の23.3%から6.7ポイント下落した。

2

  • TSRデータインサイト

2025年3月期決算(6月20日時点) 役員報酬1億円以上の開示は117社・344人

2025年3月期決算の上場企業の株主総会開催が本番を迎えた。6月20日までに2025年3月期の有価証券報告書を510社が提出し、このうち、役員報酬1億円以上の開示は117社で、約5社に1社だった。

3

  • TSRデータインサイト

チャプター11をめぐる冒険 ~ なぜマレリはアメリカ倒産法を利用したのか ~

ずっと日本にいるのに時差ボケが続いている。  「マレリのチャプター11が近いから関連サイトをチェックし続けろ」と6月6日に先輩に言われて以降、私の生活はアメリカ時間だ。

4

  • TSRデータインサイト

代金トラブル相次ぐ、中古車販売店の倒産が急増

マイカーを売却したのに入金前に売却先の業者が破たん――。こうしたトラブルが後を絶たない。背景には、中古車価格の上昇や“玉不足”で経営不振に陥った中古車販売店の増加がある。倒産も2025年1-5月までに48件に達し、上半期では過去10年間で最多ペースをたどっている。

5

  • TSRデータインサイト

定量×定性分析 危ない会社は増えたのか?

2024年度の全国倒産が1万144件(前年度比12.0%増)と11年ぶりに1万件を超えたが、企業の倒産リスクはどの水準にあるのか。東京商工リサーチが企業を評価する「評点」と「リスクスコア」のマトリクスからみてみた。

記事カテゴリを表示
記事カテゴリを閉じる

プリントアウト

RSS

CLOSE
TOPへ