• TSR速報

(株)靴のヒカリ

川崎本店

川崎本店

 (株)靴のヒカリ(川崎市)は2月10日、横浜地裁川崎支部より破産開始決定を受けた。
 破産管財人には菊池博愛弁護士(川崎総合法律事務所、川崎市川崎区榎町1-1)が選任された。
 負債総額は債権者45名に対して約2億1000万円。

 靴販売店として営業展開し、前身の(有)光商店時代から数えて業歴は約75年に及んだ。ピーク時には神奈川県内や東京都内を中心に8店舗を構えて10億円を超える売上を計上していたが、バブル崩壊後は個人消費の低迷が顕著となり、価格競争が激化、業績不振が続いた。以降は店舗削減とともにWeb販売を強化。さらに他店が扱わないビッグサイズに着目して他社との差別化をはかり、「大きな男の大きな靴-BIG MEN’S BIG SHOES」をキャッチフレーズに28~32cmサイズの品揃えに注力、ビッグサイズ専門店へと業態変更した。
 
 こうした中、2020年に上野エリアに出店したが、「新型コロナウイルス」の感染拡大により、計画通りに運営できず、2021年2月期に大幅赤字を計上して債務超過へ転落。その後も赤字経営から抜け出せず、2025年12月末をもって「川崎本店」を閉鎖し、今回の措置となった。

※(株)靴のヒカリ(TSRコード:350575541、法人番号:6020001070828、川崎市幸区幸町4-33、設立1987(昭和62)年6月、資本金1000万円)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

破産の全東信、20年前から粉飾決算か=600億円超の債務超過のおそれ

決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産劇の裏側がわかってきた。東京商工リサーチ(TSR)の取材で、業績悪化を隠すために、多額の預金の架空計上に手を染めていた実態がみえてきた。

2

  • TSRデータインサイト

全東信の破産、焦付不可避と機会損失 ~外食団体、「セーフティネット保証1号」適用を要請~

クレジットカード決済代行を手掛けていた(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪市中央区)の破産の余波が広がっている。7月6日に負債1,259億円(2025年3月期決算時点)を抱え、大阪地裁から破産開始決定を受けて以降、取引金融機関が取り立て不能等を次々と開示している。

3

  • TSRデータインサイト

全東信の粉飾、資本と営業権と不動産から読み解く

大手決済代行の(株)全東信の粉飾は見抜けたのか。破産したいま、過去の決算書を基に違和感を指摘するのは難しくない。預金残高の水増しや債権の架空計上など、全東信はありきたりの手口に手を染めていた。

4

  • TSRデータインサイト

準自己破産の全東信、近畿産業信組が219億円貸出

大手決済代行の(株)全東信(TSRコード:575448075、大阪府)の資金調達先が東京商工リサーチ(TSR)の取材で判明した。

5

  • TSRデータインサイト

止まらない建設業の倒産、職別工事が総合工事を抜く ~ 施工力が「希少資源」、動き始めた内製化 ~

2025年の建設業の倒産は、2,014件(前年比4.6%増)で、4年連続で前年を上回り、2013年(2,421件)以来、12年ぶりに2,000件を超えた。 コロナ禍の2021年に1,065件と2000年以降では最少を記録。その後は増勢に転じ、わずか4年で約2倍に増加した。

TOPへ