• TSR速報

(医)メビア

メビアが運営していた眼科クリニック(TSR撮影)

メビアが運営していた眼科クリニック(TSR撮影)

~戸塚駅前鈴木眼科などを経営していた~

(医)メビア(横浜市)は2月20日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には近藤丸人弁護士(近藤丸人法律事務所、東京都中央区銀座1-8-21)が選任された。
 負債総額は約18億円(2024年3月期決算時点)だが、今後変動する可能性がある。

 2010年4月にJR戸塚駅前の商業施設内で「戸塚駅前鈴木眼科」を開院。好立地、かつ年中無休という利便性の高さなどが評価され、多くの患者を受け入れていた。また、理事長(当時)はメディアへも露出して集患していた。しかし、人件費・設備費・家賃などのコスト負担も重く赤字が常態化。2024年3月期は売上高8億482万円に対し、当期純損失8479万円と赤字を計上し、5億8425万円の債務超過に陥っていた。
 
 2025年5月、「鎌倉小町通り眼科」と「逗子駅前鈴木眼科」を運営していた(医)慶恭会(鎌倉市)を吸収合併した。しかし、同社も債務超過に陥っており、経営改善が進まず、2025年12月末をもって事業継続を断念。その後、当時の理事長が死去したことで理事長変更を経て、破産を申請した。

※(医)メビア(TSRコード:352880198、法人番号:2020005011468、横浜市戸塚区戸塚町16-1、設立2014(平成26)年3月)
※(医)慶恭会(TSRコード:352533412、法人番号:6021005008649、鎌倉市小町1-6-8、設立2009(平成21)年10月)

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSR速報 ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「退職代行」からの連絡、企業の3割取り合わず 有給や退職日の交渉などの通知を3割が経験

ことし2月、大手退職代行サービスの代表らが弁護士法違反の疑いで逮捕された。4月に入り、退職代行の話題も出始めたが、弁護士や労働組合以外の「退職代行」業者から連絡があっても、3割(30.4%)の企業が非弁行為が含まれる可能性があり、取り合わないことがわかった。

2

  • TSRデータインサイト

「マッサージ業」の倒産が過去30年で最多の108件 大手チェーン、リラクゼーション店と競合激化

店舗乱立による過当競争や光熱費、人件費の上昇で「マッサージ業(療術業)」の倒産が増勢をたどっている。 2025年度に倒産した「マッサージ業」は、1996年度以降の30年間で最多だった2019年度の98件を抜き、過去最多の108件(前年度比14.8%増)に達した。

3

  • TSRデータインサイト

2025年度の「医療機関」倒産 20年で最多の71件 クリニック・歯科医院の淘汰が加速、「破産」が97%超

2025年度に倒産した病院・クリニック(診療所)・歯科医院を合計した「医療機関」は、71件(前年度比20.3%増)だった。2006年度以降の20年間では、2024年度の59件を大幅に上回り、最多を更新した。

4

  • TSRデータインサイト

「士業」の倒産、2年連続最多

「士業」の倒産が目立ってきた。給付金の不正受給の指南や、顧客から預かった資金の流用など、近年はコンプライアンス違反が原因で倒産するケースも目立つ。

5

  • TSRデータインサイト

食品メーカー 売上高は値上げで24兆円に 利益は物価高に値上げが追い付かず二極化

肉・魚加工や菓子類などの「食品メーカー」4,994社の2025年の業績は、売上高24兆2,824億円(前年比3.4%増)、利益は8,806億円(同9.5%減)だった。コロナ禍以降の5年間で売上高は最高を記録した。ただ、利益はコスト上昇で減益の構図が鮮明となった。

TOPへ