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新宮フォレストエナジー合同会社(和歌山)ほか2社

※画像は実際の企業と関係はありません

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 新宮フォレストエナジー合同会社(新宮市)と関連の新宮グリーンエナジー合同会社(同所)、新宮ウッドチップファクトリー合同会社(同所)は1月23日、和歌山地裁より破産手続開始決定を受けた。
 破産管財人には山岡大弁護士(あさかぜ法律事務所、和歌山市八番丁11)が選任された。
 負債総額は、新宮フォレストエナジー合同会社が債権者56名に対して約27億8000万円、新宮グリーンエナジー合同会社が債権者6名に対して約22億3000万円、新宮ウッドチップファクトリー合同会社が債権者5名に対して約22億3000万円、3社の負債合計約72億4000万円。

 バイオマス発電所の開発を手掛けるフォレストエナジー(株)(品川区)をはじめ、複数の事業会社の共同出資によって設立。紀南地域において産出された間伐材や低質材などを活用し、自社工場でウッドチップに加工・乾燥して発電の熱源に利用する木質バイオマス発電事業を手掛けていた。一般家庭3900世帯の使用電力に相当する約1800kWの電気、3800kWの熱(温水)を供給可能な設備を2021年に本格稼働。地域循環型エネルギーシステムの構築を進めていた。

 しかし、2022年3月期の売上高は1億6127万円にとどまり、これ以降も売上が伸び悩んでいた。また、円安進行や搬出・燃料のコストアップが続き、赤字計上が常態化していた。このようななか、2024年秋頃に発電プラントに不具合が発生し、事業を停止。海外製のガス化設備を使用していたため、修繕に多額の費用と時間を要するうえ、業績改善の見通しが立たないことから、今回の措置となった。

※新宮フォレストエナジー合同会社(TSR企業コード:024514187、法人番号:8010603006708、新宮市佐野3-14-31、設立2017(平成29)年4月、資本金25万円、代表社員:フォレストエナジー(株))
※新宮グリーンエナジー合同会社(TSR企業コード:025866176、法人番号:7010703003837、同所、設立2017(平成29)年9月、資本金25万円、代表社員:新宮フォレストエナジー合同会社)
※新宮ウッドチップファクトリー合同会社(TSR企業コード:033145024、法人番号:4010703004417、同所、設立2018(平成30)年8月、資本金25万円、代表社員:新宮フォレストエナジー合同会社)
※フォレストエナジー(株)(TSR企業コード:014689715、法人番号:8010001167251、品川区)

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