• TSR速報

(株)ワンフォワード

※画像は実際の企業と関係はありません

※画像は実際の企業と関係はありません

~グループ再編を経て、事業を縮小していた~

 (株)ワンフォワード(東京都中央区)は11月20日、東京地裁より特別清算開始決定を受けた。
 負債総額は72億4138万円(2023年5月期決算時点)。

 2023年10月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したパチンコ店を展開する(株)ガイア(東京都中央区)の関連会社。遊技機器の販売を中心に、近年はコンサルティングなども手掛け、2021年5月期は売上高約6億4200万円をあげていた。
 
 しかし、新型コロナウイルスの影響などで経営悪化したガイアの民事再生法の適用の申請に伴い10月30日、ガイアや同社グループとともに東証スタンダードのJトラスト(株)(渋谷区)とスポンサー支援にかかわる基本合意を締結していた。以降はガイアグループの事業再編に伴い、事業を縮小し2023年3月期の売上高は4618万円にとどまっていた。こうしたなか、当社が関係する事業再編が終了し当社の役割が薄れたため清算手続きに入っていた。

※(株)ワンフォワード(TSR企業コード:274832399、法人番号:6010001122745、中央区日本橋横山町7-18、設立2005(平成17)年8月、資本金3000万円)
※(株)ガイア(TSR企業コード:320363295、法人番号:8010001065835、東京都中央区)
※Jトラスト(株)(TSR企業コード:570303931、法人番号:2010401094729、渋谷区)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「経営のプロ」コンサルの倒産が過去最多 顧客ニーズの高度化と求められる専門性、淘汰が加速

2024年の「経営コンサルタント業」の倒産が154件(前年比7.6%増)に達した。集計開始以降で年間最多だった2023年の143件を上回り、過去最多を更新した。 参入が容易でも、コロナ禍を経て改めて実績や特色が重視され、玉石混交のコンサル業界では淘汰が加速している。

2

  • TSRデータインサイト

2024年の「農業」倒産 過去最多の87件 きのこ業者や農業ベンチャーの倒産が増加

2024年の「農業」倒産は87件(前年比12.9%増)で、コロナ禍の影響で年間最多となった2020年の80件を超え、過去最多を更新した。 負債総額は192億6,000万円(前年比47.0%増)で、前年の約1.5倍に膨らんだ。負債10億円以上の大型倒産が7件(前年3件)と2倍以上に増えたのが大きな要因。

3

  • TSRデータインサイト

2024年「介護事業者」倒産が過去最多の172件 「訪問介護」が急増、小規模事業者の淘汰加速

2024年の介護事業者(老人福祉・介護事業)の倒産が、過去最多の172件(前年比40.9%増)に達したことがわかった。これまで最多だった2022年の143件を29件上回った。「訪問介護」が過去最多の81件、「デイサービス」も過去2番目の56件、有料老人ホームも過去最多の18件と、いずれも増加した。

4

  • TSRデータインサイト

建設業の倒産 過去10年間で最多 資材高、人手不足に「2024年問題」が追い打ち

2024年の建設業の倒産が1,924件(前年比13.6%増)に達し、2015年以降の10年間で最多を記録した。3年連続で前年を上回り、1,900件台に乗せたのは2014年の1,965件以来、10年ぶり。 負債総額は1,984億5,800万円(同7.6%増)で、3年連続で前年を上回った。

5

  • TSRデータインサイト

2024年の「学習塾」倒産 件数、負債が過去最多 少子化と競争が激化、淘汰の時代に

大学受験予備校などを含む「学習塾」の倒産は、2024年は53件(前年比17.7%増)に達し、2000年以降では2023年の45件を超えて、過去最多を更新した(速報値)。 また、負債総額も117億4,400万円(同827.6%増)で、2023年(12億6,600万円)の9.2倍増と大幅に増え、2000年以降で過去最多となった。

TOPへ