脱毛サロン「ミュゼプラチナム」、債権者が破産申し立てへ

ミュゼプラチナムの看板
脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を運営するMPH(株)(登記上:大田区)に対して、従業員など債権者が破産を申し立てる準備に入っていることが5月15日、わかった。
MPHは、「ミュゼプラチナム」事業を引き継ぐ目的で2024年9月に前身企業から会社分割の形で設立された。しかし、分割前の法人が残した社会保険料の滞納に伴う差押などが表面化。関係企業から資金調達を進めていたが、膨らんだ未消化役務が現在も残されている。このため、施術料を前払いした利用者の一部が返金を求めているほか、従業員への給料遅配も表面化している。
経営権を巡るトラブルも生じ、2025年3月には全店舗を一時休業すると発表していた。店舗数は2024年12月時点で、全国約170店舗。
なお、ミュゼプラチナム側によると、従業員数は3月末時点で2,025人在籍し、未払いの給与は約15億円という。
※MPH(株)(TSRコード:036547190、法人番号:3010401184925、登記上:大田区蒲田5-28-4、設立2024(令和6)年9月、資本金1000万円)