• TSRデータインサイト

「イセ食品」グループのスポンサー、SMBCキャピタル・パートナーズに

 3月25日に東京地裁から会社更生開始決定を受けたイセ食品(株)(TSR企業コード:311024971、千代田区)は、三井住友フィナンシャルグループ(FG)傘下の投資会社とスポンサー契約を締結したと11月25日、発表した。支援対象はグループ13社。
 グループ13社のスポンサーとして支援に乗り出すのは、三井住友FGで「企業再生ビジネス」の中核投資専門会社の(株)SMBCキャピタル・パートナーズ(TSR企業コード:133740790、千代田区、以下:SMBCCP)。今後、SMBCCPはイセ食品に出資し、事業運営や更生計画の遂行に必要な支援をする。
 イセ食品は国内大手の鶏卵販売業者で、主力ブランド「森のたまご」などで知られる。大手スーパーや飲食チェーンなどに販路を構築し、国内の鶏卵流通のリーディングカンパニーの1社へ成長した。しかし、金融債務の負担増や飼料価格の高騰、「新型コロナウイルス」感染拡大による外食向け不振などから業績が悪化。経営権を巡るトラブルも発生し、金融機関などから会社更生法を申し立てられていた。

 今回、SMBCCPが支援するグループ各社は以下の通り。
・イセ食品(株)(TSR企業コード:311024971、東京都、会社更生手続中)
・(有)伊勢農場(TSR企業コード:575363398、三重県、会社更生手続中)
・イセファーム東北(株)(TSR企業コード:140053930、宮城県)
・(有)つくばファーム(TSR企業コード:280387482、茨城県)、・(株)エッグドリーム八千代(TSR企業コード:282292900、茨城県)
・(有)はやま農場(TSR企業コード:017799988、福島県)
・(有)森屋農場(TSR企業コード:310038111、茨城県)、・(株)かすみがうら農場(TSR企業コード:023759798、茨城県)
・イセファーム(株)(TSR企業コード:294153462、茨城県)
・(株)新ひたちファーム(TSR企業コード:022055614、茨城県)
・(有)美咲ファーム(TSR企業コード:710318197、岡山県)
・千葉孵化場(株)(TSR企業コード:322550416、千葉県)
・富士たまご(株)(TSR企業コード:018287611、静岡県)の13社。

 なお、イセ食品と同様に、会社更生手続中のイセ(株)(TSR企業コード:590002805、富山県)については、スポンサー支援の対象には入っておらず、引き続き管財人による運営を続けていく。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「調剤薬局」の倒産が止まらない、過去最多の38件 大手は統合再編へ、小規模店は倒産が加速

2025年に倒産した「調剤薬局」は、38件(前年比35.7%増)と大幅に増加し、過去最多を更新した。 これまで最多だった前年の28件をさらに10件上回り、2年連続で過去最多を更新した。

2

  • TSRデータインサイト

2025年「訪問介護」倒産 91件、3年連続で最多更新 「売上不振」が 8割超、マイナス改定が重しに

介護報酬のマイナス改定やヘルパー不足などで深刻な経営環境にある訪問介護業界の倒産が、2025年は91件(前年比12.3%増)で調査開始以来、過去最多だったことがわかった。

3

  • TSRデータインサイト

2025年の「粉もん」倒産 過去最多の28件 物価高、人手不足が直撃、近畿が7割超える

物価高がお好み焼き・焼きそば・たこ焼き店など、いわゆる「粉もん」を直撃している。2025年の「粉もん」店の倒産は、集計を開始した2009年以降、最多の28件(前年比33.3%増)を記録したことがわかった。

4

  • TSRデータインサイト

2025年の「人手不足」倒産は過去最多の397件 「賃上げ疲れ」が顕在化、「従業員退職」が1.5倍増

2025年の「人手不足」倒産が過去最多となった。人手不足が深刻さを増すなか、2025年の「人手不足」に起因する倒産が4年連続で前年を上回り、過去最多の397件(前年比35.9%増)に達したことがわかった。

5

  • TSRデータインサイト

2025年「介護事業者」倒産 過去最多の176件 「訪問介護」の倒産が突出、認知症GHも増加

2025年の介護事業者(老人福祉・介護事業)の倒産は、176件(前年比2.3%増)で、2年連続で最多を更新した。コロナ禍前の2019年(111件)と比べ、約6割増えた。求人難15件を中心に「人手不足」倒産が29件(前年比45.0%増)と最多を更新した。

TOPへ