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「かぼちゃの馬車」運営のスマートデイズ、物件オーナーへの支払いが困難に

 首都圏を中心にシェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営する(株)スマートデイズ(TSR企業コード:294730672、東京都)が1月17日、20日の両日、物件オーナーへの説明会を開いた。1月12日には社長交代を発表し、民泊事業への進出話も出てくるなど、同社を巡る動きが慌ただしくなってきた。

シェアハウスのサブリース事業で急成長

 スマートデイズは、2012年8月に設立。首都圏を中心に女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営している。物件オーナーを見つけ建築から管理運営まで請け負う「サブリース」で業績を伸ばし、2013年7月期の売上高4億4,502万円が、2017年3月期(2016年に決算期変更)は316億9,664万円へ急拡大していた。ところが、2017年10月に突然、物件オーナーに賃料減額を通知。1月17日と20日に開催した説明会で1月以降の賃料支払いが難しいことを明らかにした。

説明会場を後にするオーナー

説明会が終わり会場を後にするオーナー(1月20日都内)

 20日の説明会に参加した50代の男性は、「企業に勤めながら都内の物件オーナーになった。管理はスマートデイズに任せて、所有物件の空室状況は知らされていない。(スマートデイズが管理する物件の)入居率は50%に満たないと今日知らされ、今後100%に近づけたいとの説明を受けた」と話した。会社員のため物件管理に時間を割くことが難しく、今後も当面スマートデイズに管理を任せるという。

オーシャナイズとの提携

 スマートデイズは、2017年8月に(株)オーシャナイズ(TSR企業コード:296564656、東京都)と資本業務提携を発表。2018年1月12日には大地則幸社長に代わり、オーシャナイズの菅澤聡代表がスマートデイズの社長を兼任することを発表した。1月22日10時現在、スマートデイズの商業登記簿は「登記事件処理中」で閲覧できない。役員変更などの処理中とみられる。
 1月18日午前、東京商工リサーチはスマートデイズに対し、代表者変更の理由やサブリース賃料支払いについて取材を申し込んだ。しかし、1月19日午前、「同日中の回答は難しい」と連絡があって以降、22日11時30分までに回答はない。また、民泊事業への進出も「確認しないとわからない」とコメントしている。
 スマートデイズの2017年3月期の業績は、売上高316億9,664万円、経常利益4,097万円、当期純利益4,581万円。

財務内容比較

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2018年1月23日号掲載予定「Weekly Topics」を再編集)


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