• TSRデータインサイト

(株)東芝の事業分割の対象となる関係会社が判明

 東京商工リサーチの取材で、(株)東芝(TSR企業コード:350323097、東京都港区)の半導体部門の分社化に伴い、東芝から半導体事業の受け皿となる会社となる東芝メモリ(株)へ移管される関係会社が判明した。
 国内法人では以下の5社が対象となる。

 1.東芝メモリアドバンスドパッケージ(株)(TSR企業コード:882010778、三重県四日市市)
 2.東芝メモリシステムズ(株)(TSR企業コード:350650241、神奈川県横浜市)
 3.Flash Forward合同会社(TSR企業コード:522143881、三重県四日市市)
 4.Flash Partners(有)(TSR企業コード:402350405、三重県四日市市)
 5.Flash Alliance(有)(TSR企業コード:522053483、三重県四日市市)


 2月24日、原子力事業での巨額損失に揺れる東芝は取締役会を開き、半導体、フラッシュメモリー事業を分社化し、株式の一定割合の売却を決めた。社内カンパニーのストレージ&デバイスソリューション社のメモリ事業は、イメージセンサ事業を除いて分社化される。3月30日に開催予定の臨時株主総会の承認決議を経て、正式に決定される。
 これに先立ち、2月10日に東芝は全額出資の東芝メモリを設立。本店登記地は東芝と同所の港区芝浦1-1-1で、資本金は1,000万円。代表取締役には、東芝でセミコンダクター&ストレージ社メモリ事業部メモリ企画・生産管理を担当していた久冨則幸氏が就任した。
 4月1日の事業分割後に資本金を100億円とし、代表取締役には東芝の代表執行役副社長の成毛康雄氏が就任する予定。関係筋によると、成毛氏は東芝の代表執行役を兼務する見込みという。
 開示資料によると、東芝から東芝メモリへ分割されるのは流動資産3,109億円、固定資産4,428億円の資産合計7,537億円。流動負債827億円、固定負債787億円の負債合計1,614億円を予定している。
 東芝再建に向けた社内カンパニーの分社化にめどがついたことで、ストレージ&デバイスソリューション社に関係する会社の動向が注目されていた。

記事の引用・リンクについて

記事の引用および記事ページへのリンクは、当サイトからの出典である旨を明示することで行うことができます。

(記載例) 東京商工リサーチ TSRデータインサイト ※当社名の短縮表記はできません。
詳しくはサイトポリシーをご確認ください。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「建設コンサルタント」 の業績拡大 ~ 災害対策や老朽化修繕など、安全対策が寄与 ~

2025年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道管の破損による大規模な道路陥没事故から1年が経過した。事故を機に普段何気なく利用するインフラの老朽化を身近に感じた人も多いだろう。工事を直接担うのは建設会社だがその裏で設計監理する土木工事の「建設コンサルタント」の業績が好調だ

2

  • TSRデータインサイト

病院経営の法人、採算悪化で赤字法人が5割に迫る 収入は微増、利益はコロナ禍から1兆円以上の大幅減

全国で「病院」を経営する6,266法人の直近決算は、約半数にのぼる3,021法人(構成比48.2%)が赤字だったことがわかった。赤字法人率はコロナ禍以降、3年連続で上昇した。

3

  • TSRデータインサイト

2月の「人手不足」倒産 「求人難」が3.3倍に急増 従業員の採用と賃上げで中小企業は苦悩強まる

2026年2月の「人手不足」倒産は47件(前年同月比147.3%増)で、2025年9月の48件以来、5カ月ぶりに40件台に乗せた。2026年1-2月累計は83件(前年同期比45.6%増)で、同期間では調査を開始した2013年以降、最多だった前年の57件を大きく上回り、増勢を強めている。

4

  • TSRデータインサイト

2月の「ゼロゼロ融資」利用後倒産は27件 返済開始の最後のピークを控え、今後増勢の懸念も

2026年2月の「ゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)」を利用した企業の倒産は、27件(前年同月比18.1%減)で、2カ月連続で前年同月を下回った。

5

  • TSRデータインサイト

2月の「税金滞納」倒産は10件、3カ月ぶりに減少 10件すべて破産、税金滞納が経営再建の障害に

2026年2月の「税金滞納(社会保険を含む)」倒産は、10件(前年同月比33.3%減)だった。3カ月ぶりに前年同月を下回り、2月としては2年連続で減少した。