岡山県、広島県で積極展開 ~笠岡信用組合・長森真一理事長 インタビュー~ 2026/6/04
岡山県笠岡市に本店を置き、隣接する広島県福山市でも2店舗を展開する。地域密着と積極的経営を両立してシェアを伸ばしている笠岡信用組合(かさしん)。長森真一理事長に特徴や今後の展望や戦略を聞いた。
- ―営業エリアの経済環境は
- 人口減少とともに廃業する企業が年々増加している。中小・零細企業は、利益確保等、賃上げをおこなえる体力は備わっていない事から雇用の確保も困難な状況が続いている。
- ―「かさしん」の特徴は
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当組合は地縁、人縁、絆のもと紹介戦術により企業先だけでなく、個人先もシェア拡大を図っている。大きな戦略として、足をつかった営業を展開。「face to face」に重きを置き、お客様との距離が一番近い金融機関として地域に寄り添った活動を強化できていることが強みだ。一方、人材は若手職員が多く、育成については途上段階であり、課題として認識している。
4月に26名の新卒採用のうち女性が20名入組した。女性の比率は55%となった。女性大活躍時代に突入しており、今後は女性支店長の登用や、女性常勤理事を置き女性職員のリーダー育成、事務レベルアップ、マネジメント力強化を鍛えていく。
- ―かさしん地方創生ローンについて
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2022年より日本政策金融公庫と連携し、ローン担保証券のスキームを利用した『かさしん地方創生ローン』の取り扱いを開始した。
当組合は2021年4月1日にSDGs宣言をおこなっており、証券化ローンはSDGsの目標8「働きがいも経済成長も」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に該当する。当組合のSDGs取り組みの一環として、営業エリアとしている地域経済の発展、地方創生に向けた取り組みを加速する目的だ。
インタビューに応じる長森理事長 また、本商品は代表者保証を不要とし、経営者保証ガイドラインに則した商品としても地域事業者のニーズに応えている。
募集総枠20億円に対し2025年12月末で89件、2,502百万円を実行した(すでに募集は終了)。
- ―ビジネスマッチングについて
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地域活性化に資する取り組みとして、「しんくみビジネスマッチング」などの既存事業は継続して取り組んでいる。昨年は、過去最多となる130の企業、公的機関 29、バイヤ-27社にて対面で商談した。有効商談率(これの説明要)も35%となり、参加の事業者から満足の声をいただくことができた。
小規模ならではの密な商談が実現し、出展者の商品が当たる抽選会も行い、盛況に終わった。
- ―今後の展望や戦略
- 新たな取り組みとして、(株)日本政策金融公庫などとかさおか活性化ファンドを立上げた。本ファンドは、岡山県笠岡市エリアの農業法人などに対して自己資本の充実や設備投資、事業高度化を促進するための支援を目的としている。従来の融資による資金支援だけでなく、本ファンドを通じて安定的な資金供給、専門家と行う経営支援によって経営基盤強化と企業価値向上を図る。