• TSR速報

(株)姫山商事(旧:(株)ホープインターナショナル)

※画像は実際の企業と関係はありません

※画像は実際の企業と関係はありません

リユース事業は他社が事業継続

 (株)姫山商事(東京都、旧:(株)ホープインターナショナル)は3月17日、東京地裁に破産を申請した。申請代理人は石川諒弁護士(東京富士法律事務所、千代田区麹町3-3)ほか。
 負債総額は債権者11名に対して27億4498万円。

 ブライダル向けのダイヤモンドの卸販売を中心に手掛けていた。原石の買い付けから販売までを一貫して行える体制を強みに、2019年8月期には売上高約30億円をあげていた。
 しかし、ダイヤモンド価格の下落により2022年8月期には売上高約6億円にとどまっていた。業績不振による資金不足が深刻化するなか、資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。
 なお、関係者によると、リユース事業は(株)クロード・エンタープライズ(台東区)が引き継ぎ、事業を継続しているという。

※(株)姫山商事(旧:(株)ホープインターナショナル、TSRコード:292470576、法人番号:2010501012425、台東区台東3-18-4、設立1983(昭和58)年9月、資本金1億円)
※(株)クロード・エンタープライズ(TSRコード:291903800、法人番号:2010501005998、台東区)

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

【TSRの眼】「トランプ関税」の影響を読む ~ 必要な支援と対応策 ~

4月2日、トランプ米国大統領は貿易赤字が大きい国・地域を対象にした「相互関税」を打ち出し、9日に発動した。だが、翌10日には一部について、90日間の一時停止を表明。先行きが読めない状況が続いている。

2

  • TSRデータインサイト

中小企業の賃上げ率「6%以上」は9.1% 2025年度の「賃上げ」 は企業の85%が予定

2025年度に賃上げを予定する企業は85.2%だった。東京商工リサーチが「賃上げ」に関する企業アンケート調査を開始した2016年度以降の最高を更新する見込みだ。全体で「5%以上」の賃上げを見込む企業は36.4%、中小企業で「6%以上」の賃上げを見込む企業は9.1%にとどまることがわかった。

3

  • TSRデータインサイト

ホテル業界 インバウンド需要と旅行客で絶好調 稼働率が高水準、客室単価は過去最高が続出

コロナ明けのインバウンド急回復と旅行需要の高まりで、ホテル需要が高水準を持続している。ホテル運営の上場13社(15ブランド)の2024年10-12月期の客室単価と稼働率は、インバウンド需要の高い都心や地方都市を中心に、前年同期を上回った。

4

  • TSRデータインサイト

2024年度の「後継者難」倒産 過去2番目の454件 代表者の健康リスクが鮮明、消滅型倒産が96.6%に 

2024年度の後継者不在が一因の「後継者難」倒産(負債1,000万円以上)は、過去2番目の454件(前年度比0.8%減)と高止まりした。

5

  • TSRデータインサイト

2025年「ゾンビ企業って言うな!」 ~ 調達金利の上昇は致命的、企業支援の「真の受益者」の見極めを ~

ゾンビ企業は「倒産村」のホットイシューです、現状と今後をどうみていますか。 先月、事業再生や倒産を手掛ける弁護士、会計士、コンサルタントが集まる勉強会でこんな質問を受けた。

TOPへ