北浜グローバル経営(株)
コロナ禍での業容拡大に資金繰りが追いつかず
北浜グローバル経営(株)(大阪市北区)は5月24日、大阪地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。破産管財人には中森亘弁護士(北浜法律事務所・外国法共同事業、同市中央区北浜1-8-16、専用ダイヤル:06-6202-9540)が選任された。
負債総額は約20億5300万円(2023年3月期決算時点)。
中小企業向け経営コンサルティング、人材育成、各種補助金獲得支援等の経営支援を展開していた。社会情勢の変化に沿った経営支援に対応し、業歴相応の営業基盤を構築していた。
「新型コロナウイルス」感染拡大以降は、ものづくり補助金やIT補助金等の申請支援の依頼が増加傾向にあり、2023年3月期は売上高35億8583万円を計上した。しかし、業容拡大に伴い人員を増加したことで経費負担が過大となり、資金不足に陥った。その後も、資金繰りは好転せず、事業継続が困難なことから今回の措置となった。
なお、破産管財人によると「本件におきましては、債権者数が多数に上るため、管財業務の進捗状況等につきましては、今後、当社ホームページを通じて適宜情報提供させていただく」としている。
※北浜グローバル経営(株)(TSR企業コード:576763128、法人番号:7120001173735、大阪市北区梅田1-13-1、設立2012(平成24)年10月、資本金1000万円)