• TSR速報

(株)シカゴピザ

画像は実際の企業と関係はありません

画像は実際の企業と関係はありません

~宅配ピザチェーン「シカゴピザ」を展開~

 (株)シカゴピザ(茨木市)は3月14日、事業を停止し、破産手続きを片岡牧弁護士(堂島法律事務所、大阪市中央区北浜2-3-9、電話06-6201-4457)に一任した。


 負債総額は債権者約200名に対して約15億円。

 1986年10月、東京都渋谷区でピザデリバリーショップの1号店をオープンし事業を開始。宅配ピザチェーン「シカゴピザ」を主力に、2011年より新業態として和食宅配「どんぶり名人」も手掛けていた。また、その後も「麺や逸杯」「天かつ庵」「匠屋」など複数のブランドで宅配飲食事業を打ち出し、積極的な展開を図っていた。
 

 しかし、2018年頃から同業他社との競争が激化し、業績は下降の一途をたどっていた。さらに、近時は人件費負担も重く、2022年3月期は赤字を計上するなど採算性も悪化。業況改善の兆しもないことから、今回の措置となった。

※(株)シカゴピザ(TSR企業コード:015155412、法人番号:8120901035554、茨木市大住町2-5、設立2015(平成27)年6月、資本金5000万円)


人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「人手不足」企業、69.3%で前年よりも悪化 建設業は8割超が「正社員不足」で対策急務

コロナ禍からの経済活動の再活性化で人手不足が深刻さを増し、「正社員不足」を訴える企業が増加している。特に、2024年問題や少子高齢化による生産年齢人口の減少などが、人手不足に拍車をかけている。

2

  • TSRデータインサイト

「食品業」倒産 2年連続増加の653件 原材料やエネルギー価格、人件費上昇が負担

歴史的な円安が続くなか、歯止めが掛からない食材の価格上昇、人件費などのコストアップが食品業界の経営を圧迫している。2023年度(4-3月)の「食品業」の倒産(負債1,000万円以上)は653件(前年度比16.3%増)で、2年連続で前年度を上回った。

3

  • TSRデータインサイト

【破綻の構図】テックコーポレーションと不自然な割引手形

環境関連機器を開発していた(株)テックコーポレーションが3月18日、広島地裁から破産開始決定を受けた。 直近の決算書(2023年7月期)では負債総額は32億8,741万円だが、破産申立書では約6倍の191億円に膨らむ。 突然の破産の真相を東京商工リサーチが追った。

4

  • TSRデータインサイト

2024年の「中堅企業」は9,229社 企業支援の枠組み新設で、成長を促進し未来志向へ

東京商工リサーチの企業データベースでは、2024年3月時点で「中堅企業」は9,229社(前年比1.2%増、構成比0.7%)あることがわかった。うち2023年の中小企業が、2024年に「中堅企業」に規模を拡大した企業は399社だった。一方、「中堅企業」から「中小企業」へ規模が縮小した企業も311社みられた。

5

  • TSRデータインサイト

「経営者保証」 75%の企業が「外したい」 保証料率の上昇、金融機関との関係悪化を懸念する声も

資金調達時の経営者(個人)保証について、「外したい」と回答した企業が75.5%にのぼり、経営者保証に拠らない融資へのニーズが大きいことがわかった。ただ、保証料率の上乗せや金融機関との関係悪化を懸念して経営者保証を外すことに慎重な企業も多い。

記事カテゴリを表示
記事カテゴリを閉じる

プリントアウト

RSS

CLOSE
TOPへ