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大型倒産(原則負債総額30億円以上)および注目企業の動向
TSR速報

2016/03/08(火)

破産申請へ

負債総額28億3786万円

愛知 かばん、雨具ほか卸 山一(株)

~有名女優やサッカー選手をCMに起用~

 山一(株)(TSR企業コード:400084368、法人番号:3180001041007 、名古屋市中区錦1-7-28、設立昭和24年3月、資本金8000万円、岩﨑泰典社長)は3月4日、名古屋地裁への破産手続きを小川晶露弁護士(さくら国際特許法律事務所、同市東区泉1-21-27、電話052-953-4750)に一任した。
 負債総額は金融債務を中心に28億3786万円(平成27年10月期決算時点)だが、変動の可能性もある。

 明治17年3月創業の洋傘・雨具卸の(株)マルト長谷川を源流とするが、昭和20年10月創業の旧:山一(株)(TSR企業コード:400291797、名古屋市中区、設立昭和27年1月、かばん卸)を平成26年11月に吸収合併。同時に、同社の親会社のトータル・アイ(株)(TSR企業コード:401253198、法人番号:8180001047206、同所、設立平成10年8月、資本金1億6450万円、岡下一昭社長)の傘下に入り、以来、スーツケースやカジュアルバッグ、ビジネスバッグの他、傘やレインコートなどの卸売を手掛けた。
 自社ブランド「actus color’s」を主力に打ち出し、中国の業者で製造した商品を展開。女優や有名サッカー選手を起用した広告で知名度を向上させる戦略で、百貨店、量販店やディスカウントストアへと販路を伸ばしていった結果、27年10月には約48億円の売上高を計上した。
 しかし、合併直前のマルト長谷川は度重なるデリバティブ関連の損失計上で債務超過となっていたうえ、旧:山一(株)も本社ビルの新築に伴い借入金が膨らんでいた。合併で債務超過は脱していたが、その後の受注伸長による運転資金需要の膨張もあって借入金は22億円超に上っていた。そうした中、昨今の円安による仕入コストの増大から十分な利益を残せず、借入金の返済負担は重荷となった。海外向けを含む決済資金が不足した結果、支えきれなくなり、2月29日に資金ショートを起こすと同時に事業を停止していた。
 なお、寝具や生活雑貨の卸売を手掛ける親会社についても連絡がとり難い状況となっており、動向が注目される。

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