• TSRデータインサイト

「役員報酬 1億円以上開示企業」調査 16日までに7社が開示

 2021年3月期の株主総会の時期を迎えた。
 6月16日17時までに、2021年3月期決算の有価証券報告書を提出した企業は47社だった。

【6月16日17:00 現在】  個別開示 7社・12人

 5月28日から6月16日17時までに有価証券報告書が提出した企業は47社。このうち、報酬1億円以上の個別開示を行った企業は7社だった。

個別開示を行った7社のうち3社が前年開示なし

 役員報酬額1億円以上で開示された12人のうち、最高額はHOYAの鈴木洋CEO(最高経営責任者)で2億2800万円。固定報酬9300万円のほか、業績連動報酬7600万円などが支払われた。
 次いで、日本取引所グループの清田瞭CEOが1億6500万円、カワチ薬品の河内伸二社長が1億4700万円の順。

 開示人数では、HOYAの4人が最も多く、前年より3人増加した。また、個別開示を行った7社のうち3社は、前年開示がなかった。


※役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。

役員報酬210616

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

2025年 全国160万5,166社の“メインバンク“調査

全国160万5,166社の“メインバンク”は、三菱UFJ銀行(12万7,264社)が13年連続トップだった。2位は三井住友銀行(10万1,697社)、3位はみずほ銀行(8万840社)で、メガバンク3行が上位を占めた。

2

  • TSRデータインサイト

7月の「税金滞納」倒産16件 5カ月ぶり増加 物価高で苦悩する企業への納税支援が急務

2025年7月の「税金(社会保険料を含む)滞納」倒産は16件(前年同月比33.3%増)で、5カ月ぶりに前年同月を上回った。1-7月累計は95件(前年同期比14.4%減)と4年ぶりに前年同期を下回ったが、2016年以降の10年では2番目の高水準となった。

3

  • TSRデータインサイト

解体工事業の倒産が最多ペース ~ 進む小規模業者の淘汰、難しいコスト削減 ~

建て替えや再開発に欠かせない解体工事は、不動産市況のバロメーターのひとつだ。建設業界ではゼネコンの好調な業績が目立つが、解体工事業の倒産が過去最多ペースをたどっている。

4

  • TSRデータインサイト

「トランプ関税」、日本の「景気を後退」が8割超 自社への影響が「マイナス」は約3割に半減

8月7日、日米間で合意した新しい「相互関税」が発動された。東京商工リサーチは、発動直前の7月30日~8月6日に「トランプ関税」に関する第3回目の企業アンケートを実施した。

5

  • TSRデータインサイト

破産開始のサクライ、「ここ10年は債務超過だったのかもしれない」

7月30日に東京地裁より破産開始決定を受けた(株)サクライ(TSRコード:290060095、東京都、製菓材料販売)の実態バランスシートは、長年に渡って極めて厳しい状況だったことが東京商工リサーチ(TSR)の取材で判明した。